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他諺の空似―ことわざ人類学 (光文社文庫)
 
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他諺の空似―ことわざ人類学 (光文社文庫) [文庫]

米原 万里
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「目糞鼻糞を笑う」という諺は、ロシアでは「屑が埃を笑う」、アフリカでは「猿の尻笑い」…と世界中に似たような諺は多い。舌鋒鋭かった名エッセイストの遺作が待望の文庫化。歴史も地理的気候的条件も、文化も全く異なるところで、同じ文句が同じ意味に使われている。世界の国々での諺の使い方を紹介しながら政治を風刺。まさに米原ワールド炸裂。

内容(「MARC」データベースより)

歴史も地理的気候的条件も、従って文化も全く異なるところで、同じ文句が同じ意味に使われているとは、奇跡以外の何ものでもない、と興奮してしまう…。米原ワールド炸裂の遺作。『小説宝石』連載を単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 312ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/5/12)
  • ISBN-10: 4334745962
  • ISBN-13: 978-4334745967
  • 発売日: 2009/5/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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小噺が強烈 2006/9/28
形式:単行本
マリーこと米原万里さんの遺稿。世界のことわざに類似のものがあり、ことわざで世界がつながっていることがわかる。その引用されたことわざの多彩さに、マリーの博学さに驚く。それ以上に驚くのは、各章のイントロに紹介された、たぶん、マリーの創作とおもわれる小噺。これが、すごいエッチ。いやあ、女性作家とはおもえないあけすけで豪放な、スケベ噺。やはりロシア専門家ゆえか。著書に「ガセネッタ&シモネッタ」という快著があるだけある。この小噺だけ読んでいても、おもわず笑えて、ストレス解消になる。あと、時の権力者、小泉さんやブッシュさんへの批判も辛らつ。米原さんの人柄がしのばれる一冊です。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
小噺(こばなし)で始め、小噺に関連する日本&外国の諺を列挙し(太文字で印刷)、最後に強烈な政治批評でしめる、という感じで書かれたエッセイ集です。(何本か例外はありますが)身近な諺が如何に普遍的なものなのか、卑近な小噺の世界をズーム・アウトすると如何に国際情勢についても言い当てられるものなのか、について考えさせられました。
そして、本書は米原流「多事争論」なんだな、とも思いました。「自由の気風は唯(ただ)多事争論の間に在りて存するものと知る可し」(→「自由の気風は必ず反対意見が自由に発表され、少数意見の権利が保証されるところにのみ存在する」)という福沢諭吉の言葉を(自らの死期を覚悟して)体現しようとされたのではないか、と思います。本書の内容は2003〜2006年の国内・国際事情が色濃く反映されており、当時の権力者達にかなり毒づいています。(そこで本書の好き嫌いが分かれるかもしれません...) 現在(2009年)も米原さんがご存命なら、どの様に書き続けられていたか(or 書かれたモノを振り返ったか)、興味があるところですが、そういうエスプリの効いた文章がもう読めないのは残念です。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tochitli トップ500レビュアー
形式:単行本
米原さんが亡くなってから、すごい勢いで未出版の作品が出版される。
おそらく存命中以上の作品が死後出版されるのではないか、という勢いである。それ程愛された作家であった。
米原さんを敬愛する者としては非常に嬉しい、と同時にこれを読んだら最後になってしまうのではないかという不安から、読むのを躊躇(読んでしまうのがもったいない)する事も多い。
この本もそういう理由から読んでいなかったが、新しい著作が出版されたので読む事にした。
諺はジョークとともに米原さんの言語のプロ、としてのライフワークだった。
その諺を用いながら、現代社会を鋭く批判し、アメリカ、小泉そして戦後の教育「勝てば官軍」を非難している。
書評で米原さんのそういう姿勢「ブッシュ、小泉批判」を批判していたが、米原さんはそれを言わずにはいられなかったのであろう。
米原さんがこの文章を書いていた時はご自分の病状をご存知だった。その中で読者に伝えたい事、それをまさに「命をかけて」書いていたと思うと心が痛む。
世界、歴史を色々な観点、ソースから見ていきたい。そう思う。
それにしても米原さんがもういないのは悲しい
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最近のカスタマーレビュー
舌鋒鋭い万里さんの遺作
ジャンル分けして世界各国の諺をその文化的背景をふまえ,相互に比較している本であるのは事実であるが、国際政治力学の批判、とりわけブッシュ=小泉路線の本質的な批判が随... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 読書散歩
喪失感
2003年から2006年までのエッセイ。
この頃の世界は「テロとの戦い」で沸き立ち、日本は「小泉劇場」で賑わっていた。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: しょなるふ
諺とは口伝される人生哲学
 その項の諺を表す著者作の小話、世界の類似した諺、その諺から連想する現代世界の姿、という形式で一項を成す。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/17 投稿者: ミノー
「終り良ければ全て良し」の名エッセイ
ロシア語通訳の第一人者にして、ユーモアと批判精神に富んだエッセイ家、壮大なスケールの作家として著名な米原氏の遺作。国が異なっても同じ意味(表現は異なる)の諺も存在... 続きを読む
投稿日: 2009/7/16 投稿者: 紫陽花
やはりジョークの切れがよい
2003〜6年にどこかの月刊誌に時々穴をあけながら連載されていたエッセイのようです(少なくとも1年に5〜10編。著者の「満身創痍」という言葉の使い方から類推。訃報... 続きを読む
投稿日: 2009/5/27 投稿者: vatmideo
諺で世相を斬る
... 続きを読む
投稿日: 2009/5/21 投稿者: sasuke
痛快
日本を覆う白か黒かの劣化したマスコミの論調とそれと裏腹の小児病とでもいうべき病に人々が罹患しているのではないか。と思いたくなる騒がしく、しかし空虚な状況の中で、遺... 続きを読む
投稿日: 2009/5/17 投稿者: 海
うーん、ちょっと「本」にしては無理がある
 米原さんの滅法鋭く、世間の重箱の隅からアメリカ大統領まで、ぶった切る目線はそこいらの、○○大学教授よりは理屈抜きに納得する。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/3 投稿者: 炭坑のカナリア
アイディアは斬新だけれど・・・
世界中のことわざを集め、その共通点や相違点について考察する、というのはとても面白い切り口で、語学に堪能なだけでなく背景の文化にも通じている著者ならではの作品だと思... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: Fumi
諺の話というよりは
... 続きを読む
投稿日: 2006/10/10 投稿者: AIB
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