米原さんが亡くなってから、すごい勢いで未出版の作品が出版される。
おそらく存命中以上の作品が死後出版されるのではないか、という勢いである。それ程愛された作家であった。
米原さんを敬愛する者としては非常に嬉しい、と同時にこれを読んだら最後になってしまうのではないかという不安から、読むのを躊躇(読んでしまうのがもったいない)する事も多い。
この本もそういう理由から読んでいなかったが、新しい著作が出版されたので読む事にした。
諺はジョークとともに米原さんの言語のプロ、としてのライフワークだった。
その諺を用いながら、現代社会を鋭く批判し、アメリカ、小泉そして戦後の教育「勝てば官軍」を非難している。
書評で米原さんのそういう姿勢「ブッシュ、小泉批判」を批判していたが、米原さんはそれを言わずにはいられなかったのであろう。
米原さんがこの文章を書いていた時はご自分の病状をご存知だった。その中で読者に伝えたい事、それをまさに「命をかけて」書いていたと思うと心が痛む。
世界、歴史を色々な観点、ソースから見ていきたい。そう思う。
それにしても米原さんがもういないのは悲しい