久しぶりにこれは読んで良かったと思う本でした。人が死んだ後の、死亡届の提出からお坊さんへの謝礼、遺言やらその後の生活設計やら、あれやこれや、よくぞまあこれだけの事務手続きがあるなと思うと同時に、それらの手続きについて非常に分かりやすく極めて詳細に解説されてあってためになりました。
銀行は、口座の名義人が死亡したことを知るとその口座を閉鎖し、特殊な方法を用いない限りその口座からお金を引き出せないようにするということを本書によって初めて知り、死亡後に金融機関に対してはどのように対処すべきかを考えさせられました。あらかじめこういうことを知っておかないと、とんでもないことになるかもしれません。遺族年金のことも初めて知ることだらけでした。
この本が目に入ってここにたどり着いた方は、近いうちにどなたかが亡くなる可能性があるということでしょう。そういう方は、まず最初にこの本を読んで、それでも不足している箇所があるなら他の本に進むことをお勧めします。いやむしろ、この本でわからない個所は、もう私たち一般人では手に負えない領域ですから、税理士や弁護士に尋ねるほうが良いように思います。