部分部分ではいいことも書いているが
全編を通して「手前味噌」な雰囲気が鼻につく。
思い込みが強く、根拠に乏しい自信に満ち溢れており
読んでいて、いちいち反感を覚える。
いみじくも本書の中で「学生時代の私はイヤな奴でした」と自認しているが
「人ってそんなに簡単に変われない」といういいサンプルを見た気がする。
そんなイヤなやつが、「人の力を借りるにはかわいげのある人になれ」
と説くのだからこれまたおかしい。
聞かれもしないのに唐突に過去の「彼女」の話をしだしたり
私は偉い人にかわいがられている、という話が飛び出したり
「自慢話」の枚挙にいとまがない。
こんな著者と付き合ったり、あるいは、こんな著者可愛がったりする人間がいる
ということへの驚きをとりあえずレビュータイトルにしたためた。
まあ、年がら年中仕事のことだけを考えていられる人、という意味では
非常に優秀なんじゃないでしょうか?
「会社のそばに住め」とか「文学作品は読むだけ無駄」
なんて言ってるぐらいですから。
なんのために勉強するか。
幸せになるため。
ではその幸せとは
会社のそばに住むこと?
文学作品を遠ざけること?
仕事の成功だけが幸せと定義づけられる人には良書でしょう。