新入社員には星4つ。
3年以上経つ社員には星2つ。
整理
整頓
清掃
清潔
躾
と言われて
何のこと?と思う人は是非手にとってください。
非常にわかりやすく解説してくれています。
5Sがピンとくる人、
普段からやってるよ、という人には
得るべきものが殆ど無いでしょう。
前半は5Sを行うことのメリット、
特にこれらをしっかりやっておくと仕事の能率が上がり、
残業が減ったり、職場全体が綺麗になったり・・・
というのは、実体験として経験しているため、
非常によく理解できます。
身の回りが整えば確かに見違えるほど能率はアップします。
問題は、その具体的な方法があまり示されていないこと。
整理(要るものと要らないものを分け、要らないものを捨てる)
は分かった。では整頓はどうすればいいのか?
から先が具体的でないのが残念です。
例えば、多くの工場では
段ボールや発泡スチロールをくりぬき、
ペンチやトンカチなどをかたどった台紙を
工具箱の中に敷き、
工具をそこに嵌めこむようにしています。
あるいは壁掛け式にする場合は、
壁にマジックでペンチの形を書いて、
一目でそこにペンチがあったことをわかるようにしています。
工具を収納するべき場所に
使用者の札をかけて、今、誰が使用しているのか
わかるようにしている会社もあります。
オフィスでも引き出しの中はこの方式を使って、
ホチキス、ハサミなどを収納すれば
簡単には散らからないし、なくなりません。
こういった方法が目白押しかと思ったのですが、
そうではなかったです。
また、一番期待していた電子データの整理。
これが期待はずれでした。
電子データは検索性に優れる一方、
紙媒体のファイルよりも管理が
難しいと思います。
例えばNHKがお客さんだとして、
NHK>見積もり
見積もり>NHK
のどちらの階層にするのが適切なのか
という悩みはだれでもあるはずです。
ひどい時は
NHK>見積もり
見積もり>NHK
の2つのパターンが実際に一つのパソコンに混在し、
一体どっちのフォルダに探している見積があるのか
わからない、ということもあります。
Fenrir FSのようなファイル整理ソフト
が出てくるくらいに
この問題は根が深いです。
私はNHK01、NHK02のように
顧客名のアルファベット3文字のコードのあとに
連番をつけて、
案件ごとに必ずこのタグを付けます。
手帳、メール、ファイルタイトル、文書タイトル、
書類整理に使う持ち出しフォルダ、リフィルにも
すべてこのタグをつけるようにしています。
そしてパソコンのフォルダはNHK一つにし、
そこに見積もりも技術資料も何もかも
一切合切放り込んで、NHKフォルダ内で
「NHK01」、「NHK02」などのワードで検索をかける、
という方法を使っています。
この方法によりフォルダの階層が減り、
管理も楽になりましたが、
それでもタグを付け忘れると探すのが大変です。
これを解決する方法があればよかったのですが、
こういったテクニックが一切ないのが
非常に残念。
新書にするのですから、
こういった具体的な方法を書いてくれていると
入社5年目以上の社員にも星4つ以上の本だったでしょう。
筆者は日本で唯一の「片付け士」ということですので、
既刊、今後出版する本に期待したいと思います。