残念な論法で気になったところを挙げます。
■日本の一般家庭はお金が平均210万円/年余っているという主張
平均年収(500万)と、厚労省発表の消費金額(290万)の差を根拠としている。
コンサルタントなら簿記、人事労務あたりは齧っていて欲しいが
社会保険料や税金のことなど全く無視して(我々の給与から2割近くも差し引いているというのに!)
計算した数字を持ってきている。
※なお、この290万の中には娯楽費(どこまでを含ませているのか不明だが)は含まれていない。
そして年収500万を越える家庭の方が少なくなってきている現状、養育費、貯金、娯楽費を考えたらギリギリだろう。
2011年3月出版なのにそのあたりを考慮できていないのは残念でならない。
■関西の遊園地が潰れたのは遊園地以外の遊び方が増えたせいもあるが、大きいのはUSJのため
根拠となる数字を出さないまま言われても疑問である。
(仮に筆者の主張が正しいとして)関西圏の集客を根こそぎ奪ったにも関わらず赤字になったりするUSJ。
だとするとUSJの経営に問題があったのだろうか…
データを示さないで主観で決め付ける論法には残念な感じがしてならない。
その他にもあるが、とりあえず残念シリーズ(?)の波に乗った著者に乗っかった日経にうまく乗せられた感じがする。
しかし、ブログ本として読めば内容としてはそう悪いものでもないので、☆2つくらいが妥当なところかと。