ベストセラー『仕事は楽しいかね?』待望の続編、『仕事は楽しいかね?2』は、主人公がマックス老人とともに上司と部下の理想の関係を探った1冊。部下の能力はそれを育む上司の能力にかかっているし、上司の仕事の成果は部下にかかっている。仕事の楽しさも同様である。となれば、仕事を楽しむためにはやはり、上司と部下の関係を考えてみる必要がある。
本書に登場する中間管理職の「私」は、部下の問題を解決するのに毎日時間を費やしており、ほとほと疲れている。そんな「私」にマックス老人は、「“ほんもの”の上司に出会ったことはあるかね」と、例の口調で問いかける。ポルシェ社の元CEO、ピーター・シュッツをはじめ、成功を収めた上司たちのエピソードを交えながら語られる「ほんもの」の上司は、「管理者」などといった野暮な日本語のイメージとは程遠く、「自由」と「変化」と「チャンス」を重んじる人物である。マックス老人によると、これら3つの要素は、同時に優れた部下が求める要素でもあり、それゆえ優れた上司の下には優れた部下が集まるのだという。上司たちは、「仕事になどいつでもつけるし、お金を稼げることも知っている」優れた人材が望むことを知っており、また「有能な部下は、探すことより探されることのほうがずっと多い」ということを知っている。結果として彼らは、部下を育て、やる気にさせ、助力を得ることができるというのだ。もちろん、そのために具体的に何をすればいいのかも、豊富なエピソードとともに語られている。
基本的には管理職、あるいは管理職をねらう若い人向けの内容だが、自分の能力を伸ばしてくれる上司ややりがいのある職場を探す際のヒントとしても読める。部下が本書に書かれた基準で自分を見るようになったら、要注意である。(土井英司)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なんだかとてもあたたかい,
By fjtt (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 仕事は楽しいかね? 2 (単行本)
ありがちなテーマでありながら、普通の人とは全く違う視点で問題点をおしえてくれるのが著者のすごいところですね。しかも、なんだかとてもあたたかい。読んでいて心が穏やかになれるビジネス書というのは珍しいと思います。「上司と部下の最高の関係」、そのための環境作り...自分にできるところから始めてみようという気持ちになりました。 私は、ベンチャービジネスを経営していますが、この本は大きな会社の中閑管理職よりも人材募集で苦労している起業家にむしろサジェスチョンを与えてくれるような気がします。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
良き上司と、良き部下,
By
レビュー対象商品: 仕事は楽しいかね? 2 (単行本)
良き上司を知ることで良き部下が見えてくる。良き部下を知ることで良き上司が見えてくる。 そのようにコインの裏表を感じることで、 そして、前作に引き続き、 「2」ということで、ストーリーもつながっているが、 話の主旨は全く違っており、続編にありがちな、 人の上に立つ方、
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
創造的組織を目指すなら,
By カスタマー
レビュー対象商品: 仕事は楽しいかね? 2 (単行本)
上司と部下の関係について書いた非常に面白い本です。この本で述べられているのは現在より良い成果を出すために上司と部下の関係がどのようであるべきかということで、両者の補完関係やいかに優れた部下をスカウトするかなど役に立つ話が多々あります。ただ、この本で書かれているのはより良くなるための創造的な仕事についてで、事業を行うにあたって必要な創造性よりも正確さを求められる仕事をいかに行うかについて良い意味での官僚制に触れられていないので沼上幹氏の『組織戦略の考え方』を併せて読む事をお奨めします。
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