人は自分一人では仕事はできない。逆に、そこそこできる人に限って仕事を抱え込み
周囲の力を借りない。
本書は、人に任せることのメリットがそれなりにきちんと書かれている。しかしどこかしっくりこない。
それは、「あれ、やっといて!」でできる部下や同僚など、そういるものではないからだ。
任せることのメリットは十二分にわかるが、どうやって上手に任せるかを
(今でも書かれてはいるが)もっともっと書き込んで欲しかった。
任せ方にしても、メンタル面の注意点が多い。たしかにこれもわかる。
だが、テクニック的なものがもっとあってよかったと思う。
仕事のできない人間に任せたときの結果は悲惨である。
もちろんそれは任せ方が悪いともいえる、それはわかる。私も任せ方は下手だ。
タイトルの勢いの割には、いまひとつ食いたりなさを覚えてしまうのは
私が任せベタだからだろうか。しかし8割も任せてしまったら、
任せたほうは「チェックと管理だけ」になる。組織としてそれでいいかもしれないが、
任せる本人にとって、どれだけプラスになるだろうか。
良書ではあり読む価値は十分ある本だが疑問も多い本だった。
★3つ半と言うところか……。だが読んでそれなりに気づきはある。
ビジネスは一人ではできない点を再認識できるし、任せ方の心構えも納得できる。
いい本なのだが、もう少し別のタイトルは付けられなったのだろうか。