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仕事の報酬とは何か (PHP文庫)
 
 

仕事の報酬とは何か (PHP文庫) [文庫]

田坂 広志
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして
まもなく新社会人がスタートを切る季節である。今年、就職する彼らは、右上がりの時代を全く経験していない。彼らが物心ついた時期から日本経済は低迷している。覚悟はあっただろうが、失業率5.5%という不況下の厳しい就職戦線をかいくぐり、どれだけの人が希望する仕事にたどり着けただろう。

最近の若者は就職直後から、すぐに転職を考え始めるという。恐らく、フリーターでも食うには困らないと考えていたり、あふれる就職情報や資格取得による転職ブームの中で、「自分に向く仕事がほかにある」と錯覚していたりするのかもしれない。「仕事をするうえで何が大切か」を説く本著を、新社会人やこれから就職活動を始める人に、ぜひ読んでほしい。「石の上にも3年」ということわざは、若い人にとってはもはや死語となっているかもしれないが、少なくとも3年間は自らが選んだ職場で、地道な努力を続けてほしいと願う。

著者の田坂広志氏は、多摩大学・大学院の教授であると同時に、情報、金融など多くの分野の企業で社外取締役、顧問を務める。田坂氏は、「仕事には『収入』や『地位』という目に見える報酬のほかに、『能力』、『仕事』、『成長』という目に見えない3つの報酬があり、これらを決して見失ってはならない」と言う。一生懸命に仕事をして腕を磨けば、職業人としての「能力」が身につき、自分自身の作品としての「良き仕事」を残すこともできる、さらに、「人間的な成長」も遂げられる、これこそが最高の報酬である、と主張する。

能力というと、すぐに資格取得を思い浮かべる人もいるだろうが、田坂氏は「能力を高めるためには、上司から『言葉で言い表せない知恵』を盗み、何度も失敗と反省をしながら腕を磨くことが大切である」と説く。そう聞くと、周りに「ろくな人物がいない」と嘆く声が上がりそうだが、それを制している。「他人の中にある欠点は、必ず自分の中にもある」という謙虚な心で改めて見渡せば、いかなる職場でも「師匠」は見つかるという。

「師匠を見つけ、彼らの呼吸、着眼、心得を学べ。自分がともに仕事という共同作品を作り上げる職場の仲間に共感しなければ、良い作品は仕上がらない」と、人間関係の築き方についても読者にエールを送る。

プロフェッショナルへの道には、近道もなければ、広き門もない。報酬や地位は結果として与えられる報酬で、自ら求めて得るべき報酬ではない。そのことを愚直に信じることが大切だ、という主張に、評者も全く同感である。

(東洋大学経済学部助教授 白石 真澄)
(日経ビジネス 2003/03/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容紹介

あなたは、何のために働くのですか?
こんな問い掛けに、あなたならどのように答えるだろうか。
生活をしていくお金を稼ぐため。しかるべき地位に就きたいから。こんな答えが返ってきそうだ。
しかし著者はいう。
「何のために働くのか」という、この問い掛けと、その答えにこそ、今後の長い人生を左右するような、大きな意味が込められていると。
給料や収入、役職や地位は、たしかに働いた結果得られる「報酬」に違いない。
ところがこれらは、使ってしまえば無くなる報酬であり、その仕事を離れれば失ってしまう報酬である。
しかし著者は、目には見えないが、一生失うことのない「最高の報酬」がある、と説く。
それは、仕事という作品の創造を通して得られる、技術の熟練、人との出会いと学び、完成の喜び、その結果としての「人間的成長」であるというのだ。
『なぜ、働くのか』に続く、好評の書籍講話第二弾は、人生を深く静かに見据えた新人生論である。

登録情報

  • 文庫: 224ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2008/7/1)
  • ISBN-10: 4569670660
  • ISBN-13: 978-4569670669
  • 発売日: 2008/7/1
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
職を探す友人と話をすると、「高い報酬で楽な仕事が見つかるように応援するよ」ってついつい言う私。「まず給料がいいことが仕事の条件だ」という価値観が普通だと思っていましたが、本書を読むと、「それも、自分の考え方のクセだな」って気付き、ちょっと反省しました。田坂さんの文章っていうのは、どこかマイナスイオンバリバリの山奥で、ビジネス社会を知り尽くした禅僧が、説法してくれるような感じです。心が浄化されて「あっ、原点ってこういうことなんだ」と納得できるのです。仕事には報酬は必要ですが、単にそれだけではないこと。これは、私は全く同感です。仕事は厳しいです。でも、仕事を通して、自分自身が鍛えられ、磨かれ、社会の中でお役に立てる人に変身できることこそが、本当のところ、魂の喜びだと思えるんです。この本を素直に読んで、日常の観点をちょっとズラすことができれば、「いい仕事しよう」って意欲がわいてくるような本です。本当に良い本だと思いました。
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「何のために働くのですか?」

本書のオビに書かれたこの問いにどう答えるかが、
ビジネスマンの「分かれ道」だと田坂さんは言います。

確かに、色々な理由が頭に浮かびます。
「もっと給料がないと生活できない」「自分の力を認めてもらいたい」
「顧客が喜んでくれる瞬間が嬉しい」「スキルが身につくのが楽しい」

けれども、そのなかで、

「自分が一番大切にしていることは何だろうか」と
本書を読みながら、深く考えさせられました。

厳しい時代だからこそ、
「何のために働き、日々の仕事に何を見出すか」
それが深く問われるのだと思います。

ビジネスマン以外の方々にも、ぜひご一読いただきたい作品です。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
  仕事の報酬とは何であろうか。昨今のビジネスマンにとっては、成果に見
合った給料や年俸報酬であろうか。著者は、目に見えない3つの報酬を解く。
1職業人としての「能力」、2作品としての「仕事」、3人間としての「成長」。
これらは失われることの無い報酬であると。私は本書を読み終え、仕事の報
酬は、「新しい人との出会いの可能性」、「新しい環境との出会いの可能性」、
そして「新しい仕事との出会いの可能性」への切符ではないかと考えた。
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投稿日: 2004/11/7
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毎日毎日、職場の仲間と共に、
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