セックスレスや少子化といった問題を労働環境との関係から解きほぐそうという試み。新書なので軽く読めますが、内容は示唆的であり、もう少し突っ込んでみたくなる題材ですね。
グローバル・スタンダードという名のアメリカン・スタンダードの導入により、日本の労働環境はますますギスギスしたものになってしまい、例えば、伝統的に出会いの場として機能してきた職場(フランスなどでは、現在もそうした機能を果たしている)は、セクハラ追放の名の下に「あれもダメ、これもダメ」状態となってしまいました。
「職場に気になる異性がいると仕事に張り合いが持てる」という調査結果に、全くその通りだと感じます。思い出してみましょう、小学生の子供の頃からそんなもんではなかったでしょうか。ついつい頑張っちゃたりしたものです。(笑) それって全く健全ですよね。
アメリカ型キャリアウーマンの呪縛も語られていますが、職場に限らず、セクシュアリティの排除にはやはり無理があると思います。
また、同居のパートナーとのセックス回数が非常に少ない(!)という調査結果には驚く人もいるかも知れませんが、総じて現実を正確に捉えていると感じました。