2010年ビジネス書大賞受賞作『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』の著者によるビジネス書。自分的には、著者の「ノート本」の方が好きなんだけど、この本も目の付けどころがいい本だ。
第1作から、立て続けに本を出している著者だけど、テーマはそれぞれ違えども、どれも著者独自の視点で、仕事の効率化に資する内容が書かれており、私もすべて読んでいる。
今回も、「あそび」の重要性について、ちょっと気になる本だった。ここでいう「あそび」は、「遊び」とは違って、「余裕」の意味の「あそび」。この「あそび」について、時間のあそび、空間のあそび、人間関係のあそびと、それぞれについて、なぜ「あそび」が必要なのか、その「あそび」はどのように作るのかについて、かなり具体的に書いてあって参考になる。
仕事を一生懸命やるのは当たり前なんだけど、やはり、著者の言うように「あそび」を作らないといいものができない。今までの自分は、時間的な制約の中で、目一杯努力するだけで、品質を向上させようと思ったが、逆に自分を苦しめ、さらには仕事の品質を落としていたことに気付かされた。いい仕事をするためには、まずは「あそび」を作ることから努めるべきなんだ。目から鱗だった。
たまたま、いま、ダニエル・ピンクの『モチベーション 3.0』を読んでいて、同じようなことが書いてあったので、合わせて読むと、自分の仕事のやり方が変わってくるような気がする。
ただ、これを現状の会社の中で、どこまで許されるのか、実行できるのかは未知数。いいことは書いてあるんだけど、自分だけではなく、周囲もこれを認めてくれるような環境でないと、難しいような気もするなぁ。そういう意味で著者は恵まれた環境にいるような気もする。