これはすばらしい本だ。発想、企画、プランニングな方は必読。
つまり、企画・発想が万人に求められる現代は、万人にお薦めの書、と
いうことになる。それほど、気に入りましたね。
タイトルや本文は、「企画」ということに焦点をあてて、
アイデアマラソン、と銘打っています。しかし、その本質は、発想、ひらめき、
考えるという行為。発想という行為を自発的に自らにわきおこし、
そして、書留め、そして、それを活用し、実行する。
それを、著者は、まず、ノートや筆記用具、ICレコーダー、バッグ、
スキャナーなどとことんこだわった「道具立て」からはじめます。その上で
どんなときでも、歩いているとき、仕事中、風呂場で、セミナーへ参加して
いるときなど、どこでも「自分の発想を沸き起こす」研究所といい、かつ
どこでも書きとめられる、記録して忘れることがない仕掛けに情熱を
かたむけます。
では、そんな道具、環境にこだわった話だけなのか、というと、そんな
ことはない。企画、発想の行為を、アイデアマラソンとして生活や
生きる行為に組み込んでしまう。膨大な発想の蓄積。発想のパイプライン
を溜める。そうすることで、企画のネタから企画書を膨大に創造すること
ができるようになる。企画は、ちょっとした隙間の時間でも、蓄積すると
膨大な時間になる。通勤時間一日40分。1年で数千時間。数年で数万
時間。その間、こつこつと自分の脳に湧き出るさまざまなことを記録する。
本書がすごいのは、実際に実践している著者が、企画書の用紙やファイル
の形式にまで踏み込んで具体的に、すごく具体的に書き込んでいるところ。
本書を読むと、A5の2穴ファイルバインダをいつも持ち歩くように
なること、請け合います。