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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
くつろいで読める作品です。,
By
レビュー対象商品: 仔羊の巣 (創元クライム・クラブ) (単行本)
『青空の卵』の続編です。まず、タイトル名(『青空の卵』→『仔羊の巣』)からして物語の広がりを表している。 またまた新たな出会いが起こります。 鳥井の自慢の料理シーンや名推理より、周りの登場人物の活躍が目立ったような気がする。 個人的には最年長の栄三郎さんの存在感が作品全体を引き締めて!るような気がしました。 作者にとって、坂木さん(登場人物の)って理想の男性なんでしょうかね? それにしてもふたりの仲はどこまで良くなり続けるのでしょうか?
17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
気色悪さと癒しの微妙なブレンド,
By 留吉 (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 仔羊の巣 (創元推理文庫) (文庫)
本文は採点不能、そして巻末の有栖川有栖氏の解説は★5つ。間を取って★3つの評価をさせていただきました。 ひきこもりの青年が日常の謎を解くシリーズの2作目。 ミステリーというのはもともとあり得ない舞台を設定するものではありますが それにしてもこれはすごいです。 いい年した大人たちが少年少女のようにキラキラうるうると語り合い ひきこもり探偵鳥井君に真相を見破られた犯人(?)はすぐさま心を開き そこから生まれた善意の渦の中で、探偵自身も少しずつ成長していくのです。 あり得ない。いや、だいたい鳥井君の仕事のプログラマーにしろ、親友の坂木君の保険外交員にしろ こんなに優雅なのだろうか?特にプログラマーのほうは(仕事してるシーンは出てきませんが)、絶対あり得ない。 そんな違和感を抱き、また探偵の鳥井君を好きになれなかった自分ですが 文句言いつつシリーズ2作目まで読んだということは、自分は明らかにこのシリーズに何らかの魅力を感じ、引き付けられているわけです。 いったいこの小説の、このキャラクターの、どこに面白さを感じているのだろう。 我ながら不思議だったのですが、有栖川氏の解説で腑に落ちました。 本書の中で、この解説が一番の謎解きでした。 人間関係に傷つき人との絆を求めている人には、ある種の癒しとなる小説かもしれません。 単純にミステリーが好きな人も、ちょっと毛色の変わった日常の謎系短編集として楽しめると思います。 ボーイズラブが好きな方も、もしかしたら趣味に合うかもしれません。 そして私のようなひねくれたタイプの人にも、この違和感を味わうために、試しに読んでみませんか?とあえてお勧めしておきます。 なお、前作のネタバレがけっこう出てきますので、 お読みになる方は、前作「青空の卵」から読まれるほうがいいです。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人間関係の難しさと面白さ,
By naonao-703 (京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 仔羊の巣 (創元クライム・クラブ) (単行本)
坂木司の本を『切れない糸』から読みまして、この本で2作品目です。両方とも坂木司の作品の根底である人情味があるので あたたかい気持ちになる作家ですよね。 この本はシリーズの第2作になりますが、途中からでも楽しめました 『切れない糸』では距離を保つ友情のホームズとワトソンが このシリーズではホームズとワトソンである鳥井と坂木が、密着度が高い絶対的関係なんですね でも短編集だからこそその2人の成長と、事件が解決されていく度に2人の人間関係の輪も広がるのがじわじわ分かって面白いです。 個人的には「銀河鉄道を待ちながら」が好きです 自分が気に入ってるのに周囲で共感する人がいないとき 唯一同じ価値観を持つ人を見つけた気持ち 共感者を見つけた嬉しさがこちらにも伝わってくるし その相手とほんの小さな心のわだかまりで一線を引いてしまう心の動き こういう気持ち坂木さんの文章で読むとしんみりして気に入ってます
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