レビューが少ないので書きます。
ニール・ケアリーもので最も好きな2作目で、
謎めいた中国美人が絡む冒険映画のようなストーリー。
舞台も、70年代西海岸から怪しく猥雑な香港、まだ観光開発されていない頃の?成都の山奥と、大陸的スケールで楽しめます。
アメリカ男から見れば姑娘(クーニャン)=アジアンビューティというのは蟲惑的なのだろうなあ・・・
予想通り思いっきり利用され痛い目に合うけど失恋を引きずらないニールの性格もまたある意味ミステリアスで魅力的。
山中の修行でサトリをひらかず、(カルチャーショックさえほとんど受けず)アメリカ文明を懐かしがるところも日本人からすれば少し不思議だし。
とはいえ、激動する中国情勢、国家に運命を弄ばれる人々の悲劇をさらりと、でも丹念に描写するドン・ウィンズロウの筆力を堪能できます。
他でも書きましたが、表紙カバーはイメージを損なうと思います。
イラストから少女趣味的ヒロイックロマンを期待すると椅子から転げ落ちます。
こんな調子です。↓
「男子禁制のハーレムに屹立した一本の男根のようにニールは目立った。・・・」
その他下品なジョークが、この作品のキモとなります。
F**Kの訳かどうか知らないけれど。
笑いましょう!