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仏教対人心理学読本
 
 

仏教対人心理学読本 [単行本]

小池龍之介
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

なぜ人は「本当の自分」をわかってほしいのか?

私たちを刺激するノイズ、「慢=自己愛」の煩悩。

「自分ッ」をめぐる「快楽」と「苦痛」の

発生メカニズムを知り、「無我」の突破口へ。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ人は「本当の自分」をわかってほしいのか?私たちを刺激するノイズ、「慢=自己愛」の煩悩。「自分ッ」をめぐる「快楽」と「苦痛」の発生メカニズムを知り、「無我」の突破口へ。

登録情報

  • 単行本: 280ページ
  • 出版社: サンガ; 初版 (2009/9/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 490450741X
  • ISBN-13: 978-4904507414
  • 発売日: 2009/9/25
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 琴糸
形式:単行本
はじめて仏教的な思考に触れる方には少々複雑で難しい内容になっていると思います。
それを可愛いイラストや軽快な語り口で(がっびーんとかあいやーとか)
幾分かとっつきやすく書かれているのですが、
理解しつつ読み進めていくのはなかなか根気がいります。

そして残念なことに・・・著者のHPでも書かれているのですが
いかんせん誤字脱字が多いです。今後訂正されるのかもしれませんが
初版などをお持ちの方は著者のHPでチェックしてみてください。

この本では以下の内容のことが強調して書かれていました。

自我・自分と言うものは存在しない。存在すると思わされているだけで、実際は今までの経験や
記憶を元に心が自動的に反応しているだけ。それを自我と錯覚しているに過ぎない。
本当は苦しいのにそれを「快楽」と書き換えられ
(たとえばジェットコースターに乗った時本当は恐怖で胸がどきどきし
体は不快を訴えているのに、心がそれを「どきどきして楽しい」と情報を書き換えてしまい「快楽」と錯覚させる)
刺激を受けながら「私は確かにここに存在する」と思わされている。その心が書き換えるスピードは目にも留まらぬ速さであり、
しかも人間にとって「無我」とは受け入れがたいことなのでなかなか見破られることは無い。
こうして人はビシバシと鞭で打たれるかのごとく馬車馬のように走り続ける。
本当は奴隷であるのにそれを気づかれないように「あなたは王様ですよ」と錯覚させられて。
仏道の道行きはこの状態に革命を起こし自分自身が手綱を握って自由を得ることである。
(抜粋ではありません)

この「苦痛」を「快楽」に書き換えることによって起こる
悲劇がたとえば恋愛であったり人付き合いにおいて往々にあるわけです。
いかにあやつられず錯覚させられずありのままに感じ取るか。
心を身体感覚に寄り添わせて(呼吸が荒くなっていないか、動悸がしないかetc・・)
気づく力を養うか。小手先の対人術よりも役立ちそうな本です。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
誰もが「自分のことをわかってほしい!」と願っている。
しかし、そのような気持ちこそが「慢=自己愛」であり、
人間関係における苦悩の源であると筆者は喝破する。

では、苦悩の伴わない人間関係を築くことはできるか…?

筆者はこの書の中で、「自分」をめぐる「快楽」と「苦痛」の
発生メカニズムを理解し、「無我」を体感することによって、
それは可能であると説かれている。
そして、そういった人間関係で発生してくる問題への
自覚的で真摯な取り組みそれ自体が「仏道」だという。

いま、Amazonの仏教本ジャンルのランキングでは、
「ぼうず丸もうけのカラクリ」や「坊主の常識・世間の非常識」
「お坊さんの困る仏教の話」といったような既存仏教の暴露本、
そして、スマナサーラ長老の一連の説法本が上位にきている。

ブッダが「本当に説いたこと」を求め、その教えを日常生活に
活用していこうという人々が急速に増している証左であろう。

この書の筆者である小池龍之介氏は、「家出空間」という
自身のWebサイトや瞑想会を通じ、まるで臨床心理士のように
心に悩みを抱えている人たちと真摯に向き合い、
彼/彼女らの悩みの解決に一生懸命取り組んでいる。

このような仏教者が現れ、ブッダの教えの真髄をわかりやすく
説き、実際の悩みごと相談から得た人間関係の法(ダルマ)を
紹介していただけるのは、まことに喜ばしいことである。

最後に、小池氏と同様、悩み苦しむ人たちと真摯に向き合い、
その体験を仏教心理学的な視点で解明した類書として、
以下の二冊もお薦めしておきたい。

☆井上ウィマラ著 「人生で大切な五つの仕事
            〜スピリチュアルケアーと仏教の未来」
☆プラユキ・ナラテボー著 「気づきの瞑想を生きる
              〜タイで出家した日本人僧の物語」

両著とも多くの悩める人と取り組んできた著者の書だけあり、
本にもやさしい気が満ちている。賢く、心安らげる作品である。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By キノ
形式:単行本
気鋭の僧侶・小池氏8冊目の本書では、自己愛の煩悩に関する心のメカニズムを鋭く解析し、
「我」の幻想から脱却して自らを統制するためのシステム理論が説かれており、
当然ながら仏道の文脈で説明がなされているのですが、根底にある普遍的なテーマは
現代人が摂取すべき滋味に富んでいて、誰が読んでも有益な良書だと確信します。
(ちなみにその実践的な方法論は座禅瞑想であるわけですが、それは
『「自分」を浄化する坐禅入門』 という本のほか、世田谷に新たに構えた道場にて
毎週小池氏自ら指導しており、誰でも参加できるようになっています。)
http://iede.cc/

人から承認されたい、褒められたい欲望は大なり小なり誰しも抱えているものと思いますが、
私自身、以前はそれがあらゆる行動のモチベーションにもなりつつ、
同時に行動が成功・失敗どちらに帰結しようとも、決して満たされきれることなく増幅していき、
その苦しみがついには臨界点を突破して行動そのものができなくなった経験をしています。

今は時間を経て幾分かそれらは薄まったと感じるものの、他人の顔色に執着しすぎず
軽やかに生きていくための処方箋として、改めて教わることの多い本でありました。
どんな立場の方にも当てはまる事象の分析は読み物としても痛快ですので、
一人でも多くの人に手に取って頂きたいなと願って止みません。
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