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仏教の思想 2
  

仏教の思想 2 [単行本]

桜部 建 , 上山 春平
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本の代表的仏教哲学者が仏教の歴史、思想を紹介し、それを受けて代表的哲学者が日本文化と精神史を再検討、仏教の今日的意義を徹底的に研究した名著。
--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「アビダルマ」とは、ブッダが説いたダルマ=法・真理を解釈し、仕上げられた壮大な思想大系を意味する。インド諸学派のアビダルマ教義の中で、5世紀ころ、仏教史上最大の思想家ヴァスヴァンドゥ(世親)が著した『アビダルマ・コーシャ』を取り上げて、仏教思想の哲学的側面を根源から捉え直す、画期的労作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 角川書店 (1969/02)
  • ISBN-10: 4045107029
  • ISBN-13: 978-4045107023
  • 発売日: 1969/02
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,066,939位 (本のベストセラーを見る)
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類書がない。 2003/12/19
形式:文庫
俗に「唯識三年、倶舎八年」という。「桃栗三年、柿八年」をもじった言葉だが、唯識と倶舎は仏教の基礎学とされている。本書ではそのうちの一つ、「倶舎」を中心にアビダルマ仏教を論ずる。アビダルマとはダルマ(仏陀の説いた真理)についての研究という意味である。釈迦滅後百年経つと仏教教団は分裂を始め、部派仏教の時代となる。各部派は競い合って釈迦の教説を理論化・体系化した。それがアビダルマである。

 アビダルマの白眉と言うべきものが説一切有部に属していた世親(ヴァスバンドゥ)の著した「アビダルマ・コーシャ」つまり「倶舎論」である。世親はこの書を著した後、大乗仏教に転じ、主に唯識説を確立する。従って、唯識説は倶舎論を土台としており、部派仏教と大乗仏教の接点ともいえるのである。
 八年かかる(?)というアビダルマの要点をわかりやすく、コンパクトに解説してもらえるのはありがたい。しかも文庫本という手ごろな形で出されているものはほかにないと思う。「大毘婆娑論」にあまり触れていないのは残念。ま、しかたないか。
 アビダルマをこのシリーズに入れようとこだわったのは上山春平氏だという。発行者の角川源義氏は一遍を入れたかったのを断念してアビダルマに一巻を割く決断をしたという。この決断が貴重な本書の成立につながったのである。

 
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By 蔭腹
形式:文庫
アビダルマを日本語で概説した入門書が殆ど存在せず、また存在したとしても仏教的ジャーゴンのオンパレードで結局何が言いたいのか理解できない本ばかり、という状況の中、本書の存在は極めて貴重である。

「煩瑣哲学」とさえ言われるアビダルマを仏教用語抜きで解説することは不可能であるけれど、難解なアビダルマ哲学を可能な限り一般人にも分かる形で解説しようとする努力自体が素晴らしく、実際その努力はかなりの程度で報われている。アビダルマとは何ぞや?と思われる方々に、ぜひ一読をお勧めする次第である。

大事なことは、こういった書籍が文庫の形で一般の方々にも入手しやすい形と価格で再版されたことであり、出版社の英断にも敬意を表したい。

なお、アビダルマ哲学といっても本書はヴァスバンドゥ(世親)の『倶舎論(アビダルマコーシャ)』に拠った概説である。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
第一部は櫻部氏による倶舎論(≒アビダルマ)の解説。いわゆる本編。
第二部は質疑応答の形でインド仏教におけるアビダルマの立ち位置、中観・唯識との関連を解説。仏教史の全体像が把握できる。
第三部は中山氏による第一部の要約。はじめにここから読んで大筋を掴んでから第一部に入るのもよいだろう。
巻末には索引と、インド史&仏教史&世界史を簡単に纏めた年表が付属する。

アビダルマは中観や唯識の意義に大きく関わっているから、先にこちらを一読しておけばより一層理解が深まるだろう。
ただし、論師達が隅々まで分析し尽くしたアビダルマの体系は難解な専門用語のオンパレードであり、いくら分かりやすく解説した本書といえどある程度の煩雑さは持ち合わせているから、その点は覚悟して読まねばならない。
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