お馴染みのひろさちや氏が軽快な口調で、大変わかりやすく仏教と儒教について論じています。
とかく哲学・思想関係の書物というものは、その道の権威ある学者が、一般素人にはわかりにくい
(ご本人たちでさえどれほど理解しているのか不明!)難解な用語を乱用した専門書が圧倒的に多
いです。
そんな中、本書は、仏教や儒教について、一般人が普通に疑問に感じていることを一問一答形式で
極めてわかりやすく書いています。
例えば
Q:儒教は宗教だったのですか?
Q:儒教の根本は「仁」、仏教の根本は「慈悲」。この両者の違いは?
Q:仏教でいう「仏」には誰でもなれるが、儒教の「君子」にも誰でもなれる?
Q:仏教では来世や死に対する考えを抜きにしては考えられないが、儒教も死や死後の世界を語る?
Q:釈迦や孔子は、お金儲けについてどう考えていた?
Q:仏教と儒教、セックスに対する考え方は?
などなど。興味尽きないテーマが並び、その一つ一つをわかりやすい形で比較して解説しています。
小難しい難解な解説書が多い中、仏教と儒教を比較する内容で、久しぶりに読みやすい良書を見つけ
喜んでいます。
仏教と儒教の考え方を知るための入門書としてもおすすめできる一冊です。