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仏教ではこう考える (学研新書)
 
 

仏教ではこう考える (学研新書) [新書]

釈 徹宗
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

どんな難問・奇問・珍問にも答える住職、シャク先生が、絶妙の回答で“仏教の思考法”を教えてくれる一冊。みんなが感じている悲しいこと、耐えがたいこと、ヘンなこと、納得のいかないこと…を仏教的に快答乱麻。まさにこの人は「仏教の白石さん」だ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

釈 徹宗
1961年、大阪府生まれ。龍谷大学大学院、大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。専門は宗教思想。兵庫大学准教授。NPO法人リライフ代表。浄土真宗本願寺派・如来寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 245ページ
  • 出版社: 学習研究社 (2008/11)
  • ISBN-10: 4054039669
  • ISBN-13: 978-4054039667
  • 発売日: 2008/11
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 21世紀のケインジアン トップ500レビュアー
形式:新書
 本書は、一般の人々から寄せられた多種多様な難問・奇問や相談に対し、現役の僧侶が仏教的な観点から肩の力を抜いて答えている読みやすい「問答集」である。

 驚いたことに、著者は最初から、〈すみません、私みたいなのが僧侶をやってて〉と謝る。自分のことを「お寺に生まれてなかったら宗教をバカにしていたようなタイプの人間」とも称しているくらいである。

 また、寄せられた質問に対しても、常に悩みながら回答を出す。例えば「生まれ変わってもまた逢うことが可能か」という質問を受けた著者は、おずおずとこう語り始める。

〈どうもお坊さんは「死後の世界」の専門家と思われているなぁ。私のようなチョー凡人には、死後の世界は太刀打ちできないのですが……。まず、この「生まれ変わっても、また逢おうね」というセリフが、なぜ成り立つのかを考えてみましょう(それが仏教的態度です)〉

 スッキリしない、もどかしい…でもそれが仏教

 著者は相手や内容ごとに接し方を変えるタイプであろう。子どもに対しては、〈おお、久しぶりに小学生からの質問だ。うれしいなぁ〉と微笑んでみせ、お寺の階級差を疑問視する45歳男性に対しては、〈はっきりいいますと、教団や組織の実務面とかは世俗の論理によって運営されているのです〉と真正面から受け止める。

 軽いノリの返しもあれば、ときに重たいストレートパンチで返答することもある。しかし、いずれの回答にも共通しているのは、「こうしろ」「こうあるべき」といった言葉を決して使わないことだ。

 著者が「○○すべき論」を避けるのは、回答者として自信がないからではない。問題の前提となっている枠組みや価値観を一度解体し、根本に立ち返って問い直すことが「仏教的態度」だと説き、これを真摯に実践しているからなのだと感じる。

 著者が説く仏教には、絶えず「自己への点検」という作業が付随する。占いに関する質問にも、信じることの良し悪しを問う前に、「なぜ自分はつい占いを信じてしまうのだろう」という視点の導入を勧める。自分自身をその都度振り返り、考え直す。そうやってバランスを整えながら、ゆっくり前へ進んでいく。肩の力を抜いて読める本である。。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
第一部は仏教に関する新聞投稿への回答、第二部は著者が檀家などからの質問をもとにした
エッセイとなっている。仏教の教義の複雑さに、著者自身ののパーソナリティーも加わって
かなりモヤモヤっとした内容になっている。特に第一部の「紙上問答」は質問自体がつまらない
ものも結構含まれていて、途中で読むのを止めようかとも思った。
しかし第二部になると著者の意見、考えがはっきり前面に出てきて面白くなってくる。

本書中の質問は、葬式や法事など宗教行事にどのような意味があるのか、必要があるのかと
いうものが多く出てくる。これらの疑問は仏教が葬式仏教などと揶揄され、金儲けの手段
に成り下がっているのではないかという一般人の僧侶に対する疑念を反映していると思う。
これらに対する著者の回答は「宗教行事のスタイルはその地方の習俗や伝統で決められるの
であって仏教の教義で決められているのではないと言うこと、そういう意味では宗教行事
のスタイルはどのようなものでもよい。しかし宗教行事そのものは必要で、それはそのような
行事を通じて仏教の教義にふれ、信仰に近づくきっかけになるからである。」というもの。

最近、日本の仏教が本来の仏教とかけ離れていると批判されることが多くなったと思うが、
本書はそれに対する反論の書(穏やかすぎるが)と言えるだろう。
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By たはむれにあゆまず トップ100レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
比較宗教思想を専門とする住職として、第1部紙上問答編では、
仏教ではこうなるとかキリスト教ではこうなるとかの説明がある。

浄土真宗本願寺派の住職として、第2部日々の問答編では、
生と死、霊感、宗教儀礼、正座、暴力と平和などについて、
できるだけ平明に、答えている。

仏教の本を読むとき、常に心がけていることがある。
浄土真宗の住職かどうか、
住職でなければ親鸞の考え方を自分の生き方にしている人かどうかだ。

絶対他力を信じる人と何らかの修行をしてやっと仏になれると思う人とでは、
物事の捉え方が微妙に違っているように見える。

この本は絶対他力の立場の方が書いている。

もしもこの本の内容に納得できない方は、
浄土真宗ではない人が書いた仏教本を読んでみるといい。
新しい発見があるかもしれない。

それでも納得できないときは、
仏教を離れてキリストや聖書に関する本を読んでから仏教本を読んでみる。

自分が安心して生きる道は神か仏か無宗教か、たぶん答えが見つかると思う。
 
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