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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
原始仏典の根幹部分,
By utudanuki (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 仏教かく始まりき―パーリ仏典『大品』を読む (単行本)
律蔵大品(マハー・ヴァッガ)には釈尊の成道から舎利弗、目連の帰依に至る経緯が書かれており、原始仏典の根幹部分をなす。筆者はここに釈尊の思想の体系を見出し、わかりやすく解説する。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
各自が各々得心すべき三十七菩提分法と八正道,
By vivekatrek (大阪府枚方市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 仏教かく始まりき―パーリ仏典『大品』を読む (単行本)
本書により、仏教のエッセンスすべてが書かれた貴重な仏典「南伝大蔵経第三巻律蔵3」が簡単に読めるようになったのは有りがたい。ただし、ブッダ釈尊の教法である四聖諦・八正道・十二支縁起等を得心するためには、「入出息念」等の瞑想を日常生活で実践することが欠かせない。具体的な実践方法はティク・ナット・ハン師の著作が参考になる。そして、実践を続けるならば、本書の基礎知識を背景にして、釈尊の基本的な教法を釈尊自身の論理に従って自分自身の方法で体得することができる。それを、各自が整理すれば各自の解脱教本となるのである。 1)著者が『ブッダが考えたこと』などで提示した「輪廻と解脱のメカニズム」は「苦諦と滅諦の法則」に他ならない。一方、「集諦と道諦の法則」などは無く、「集諦と道諦の指針(考え方)」があるのである。だから、道諦である三十七菩提分法のように幾つもの指針が存在するのである。 詳細は省くが、私が整理した「道諦の指針」は次のように示すことができる。「法の体」とは「菩提分法の体」のことである。 ------------------------------ 法の体:慧1 ⇒ 信 ⇒ 戒 ⇒ 勤 ⇒ 念 ⇒ 定 ⇒ 慧2 道 諦:身1(色)⇒感情1(受)⇒ 心1(想) ⇒ 感情2(受) ⇒身2(色)⇒心2(行・識)⇒無明 八正道:正見1 ⇒正思惟⇒正語・正業・正命⇒正精進⇒ 正念 ⇒ 正定 ⇒ 正見2 ------------------------------- 2)次に示すのは、私が整理した三十七菩提分法と八正道の対応関係である。これを見れば、『Anapanasati Sutta(入出息念経)』が釈尊の修行体系の最高峰と言われる理由が明らかとなる。そこに含まれる「四念処」と「七覚支」が「八正道」を完全にカバーし、しかも「八正道」に対する最も具体的な修行階梯を示しているからである。なお、これも詳細は省くが、「七覚支」とは「正念」が働いている「四念処」に他ならない。正念の度合いに応じて八正道は拡大するスパイラルを描くのである。 ------------------------------ 四正勤: ←―― 断断・修断 ――→ ← 律儀断・随護断 → (身業 口業 意業) (身密 口密 意密) 四念処: 身 → 受 → 心 ――――――――――――――――→ 法 七覚支: 念・択法・精進・喜・軽安・定→捨 ( 身 受 心 法 ) 八正道:正見1 ⇒正思惟⇒正語・正業・正命⇒正精進⇒ 正念 ⇒ 正定 ⇒ 正見2 四神足: 欲 ――→ 心 ―――→ 勤 ――――――→ 観 五根/五力: 信 ―――――――→ 精進 ―→ 念 ―→ 定 ――→ 慧 ------------------------------- 「四神足」の実践例は、天界の天女を妻にしようと修行に励んだナンダの修行やアーナンダを慕う娘の修行である。「五根(潜在)・五力(顕在)」の実践例は、掃除で悟りを開いたチューダ・パンタカの修行である。「四正勤」の実践例は、ソーナの琴として知られる修行やアヌルッダの居眠りとして知られる修行が対応する。これらの菩提分法は個性の強い修行者に用いられ、四念処と七覚支は標準的な修行者に用いられた菩提分法と推測できる。
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