内容(「BOOK」データベースより)
各仏師は技術を磨き、改良を重ね、依頼者である願主のさまざまな要望に応えようとした。一方、願主にはそれぞれ悩み、不安また恐怖などがある。そこから救われたいとの切実な願いがある。仏師は、ただ単に決められた図像通りに仏像を造るのではなく、そこに願主の期待に応じるべく、秘かに願主の意を汲み、ともに恐怖に立ち向かいながら、願主を力づけ、なぐさめ、救うためのさまざまな仕掛けを隠し置いたのだ。本書では、その秘技、秘策を、各仏像の中から探り出し、仏師の意図を読み解いてみたい。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山崎 隆之
1942年、東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程(保存修復技術専攻)修了。東京芸術大学美術学部付属古美術研究施設勤務を経て、愛知県立芸術大学名誉教授。奈良大学、京都造形芸術大学非常勤講師。専門は日本彫刻技法史。保存修復技術(仏像)。文化財保存修復学会(諮問委員)、日本文化財科学会、美術史学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)