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介護道楽・ケア三昧―関わりを自在に楽しみながら
 
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介護道楽・ケア三昧―関わりを自在に楽しみながら [単行本]

山崎 英樹 , 清山会医療福祉グループ

価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

この本は、介護の極意が書いてあるわけでも、マニュアルや教科
書でもありません。ただ、介護の現場で働く私たちが「関わり」というケアをど
んなふうに楽しんでいるか、そのヒントが隠されている本です。

内容(「BOOK」データベースより)

痴呆ケアの極意なんてないんだな―この事業所では、利用者とスタッフが「ケアする側―される側」を超えて、相互につながり合っている。ときにはその立場が逆転してしまうことも…。

内容(「MARC」データベースより)

この事業所では、利用者とスタッフが「ケアする側-される側」を超えて、相互につながりあっている。ときにはその立場が逆転…? 木造の地味なデイケア施設「いずみの杜診療所」で働く著者たちが、自分たちの介護を振り返る。

著者からのコメント

この本の第3章、第4章とあとがきを担当しました斉藤佳世で
す。私は、ありがたいことに、本全体の構成を編集部の方とさせていただきまし
た。せっかくなので、編集の裏話を書きたいと思います。「介護道楽・ケア三
昧」には、個性たっぷりの年寄りが数々登場しますが、原稿を書いていく中で、
私たちが「いっぱい動いてしまうAさん」と書くと、編集部から「重度認知症で
徘徊をする人」に直されて返ってきました。それで、また原稿を「いっぱい動い
てしまうAさん」に直して出すと、今度は「重度の認知症ではないのですか?」
という質問付きで返されてきます。さすがに2度、3度繰り返されると「いやー
確かに、認知症なんだけど...ちがうんだよね」と私。
実は、この本を書くにあたって一番苦労した点は、こういった年寄りをあらわす
表現(ニュアンス)です。本として世の中に出すからには、一般の方が読んでも
わかるものでなければならないし、かといって、私たちが常に「個性があって」
とか「相当動いてくれる」と言っている年寄りを「重度認知症の人」で一括りに
はしたくない。これでは、どう困らせてくれるのかがイメージできないではない
かと。けれど、実はこの感覚こそ"面白い"と思った私は、何人かのスタッフを
捕まえて、「AさんとかCさんみたいな人を俗になんていう?」と聞いてみまし
た。するとスタッフは、「そりゃAさんはAさんだし、CさんはCさんじゃないです
かね?」「それとも、初めて来る日の申し送りなんかは、すごい人とか、超元気
とか...アレ?うちらの表現って品祖ですかね(笑)?」。こう答えたのは一人
や二人ではありません。「重度認知症」と言われて、「あ、そういえばそうだっ
た」というくらい病気や障がいは表立つことではなく、みんな「Aさん」「Cさ
ん」として付き合っているということでしょう。同じ感覚を持つ仲間に内心ホッ
としました。そんなふうに、自分たちの感覚を楽しみながら書けた本です。

カバーの折り返し

この事業所では、利用者とスタッフが「ケアする側−される側」を
超えて、相互につながり合っている。ときにはその立場が逆転してしまうこと
も...?!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山崎 英樹
1960年生まれ。岩手県出身。東北大学医学部卒業。同大学病院、三枚橋病院、国立南花巻病院(神経科医長)を経て、99年仙台市に「いずみの社診療所」を開設。現職:清山会グループ代表(医療法人社団清山会理事長、社会福祉法人すばる理事長、医療法人社団眞友会理事長)。いずみの社診療所医師。みやぎ宅老連絡会監事、認知症介護研究・研修仙台センター専門委員、日本老年精神医学会指導医、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

抜粋

僕たちは、木造2階建ての地味なデイケア診療所で働いている。敷
地には二棟のグループホームと小さなデイホームもあるので、利用者と職員を合
わせれば、日中はたぶん100人以上が、あちこちで、それぞれに、うごめいて
いる。言われてみれば、たしかに市場の雑踏みたいだ。雑踏には、いろいろな人
がいる。秩序には馴染まないお年寄りや若者(職員)が雑踏という場の寛容さ
に包まれながら、てんでに過ごしている。家庭的で穏やかな笑顔に囲まれなが
ら、というまぶし過ぎる幻想は、ここでは通用しない。険しい顔も、気だるい
顔も、これはどうかと思うような歌声に包まれながら、骨太の優しい現実に護ら
れて、何をしても、何があっても、自由だ。その自由が、本当の安心で人を満た
す。(省略)外来の待合室には、併設のデイケアから雑踏の喧騒が漏れてくる。
お年寄りがふらりとやってきて穏やかに一周することもあれば、若者(職員)が
お年寄りの後を、「付いてくるな」と怒鳴られながら、ドタドタと駆け抜けてい
くこともある。待合室の人たちも慣れたもので、なかにはデイの敬老会にエレク
トーン演奏や日本舞踊を披露してくれる人もいる。自殺願望に憑かれた青年は、
あるとき「この待合室の居心地がいい」と言った。雑踏の寛容さに癒されるの
は、デイケアのお年寄りだけではない。
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