内容紹介
サブプライムローン問題、リーマンショックなどの「金融危機」をきっかけに起こった世界恐慌を背景に、日本では雇用の受け皿として、にわかに介護業界に追い風が吹き始めている。政府(当時)による「経済危機対策」において介護分野は、「中長期的な成長のための新たな経済成長戦略」の1 つとして扱われ、「介護職員の処遇改善やスキルアップの取組を行う事業者に対する3 年間の助成」「介護施設や地域介護拠点の整備に対する助成および融資の3 年間拡大」などの施策が実施されている。また、この春の介護報酬改定においても3 %のアップを実現し、事業経営上のプラス要因となっている。介護経営における「この3 年間」の意味は大きい。ただの時限措置の特需とするのか、事業モデル確立の基盤とすることができるのかで、まったく意味は異なる。
さらに、2009年8 月より設置された、「医療・介護改革調整会議」の動きも見逃せない。厚生労働事務次官をトップに、医政・老健・保険局合同により「高齢者医療制度と介護との一体的な運営」を検討項目に、医療・介護のダブル報酬改定や2 度目の介護保険制度の改正などを含めた、大きな動きが出ている。また、施設系サービスを中心に大再編の機運が高まり始めている――。
2012年までの3 年間の取り組みいかんで事業継続の成否がかかっているといっても過言ではないだろう。本書では、このような大再編期に入った介護経営の事業戦略の指針となるべく情報を7 つの方策(章)をもって提示する。
内容(「BOOK」データベースより)
動き出した「新医療・介護の連携」構想。業界を取り巻く15の課題を提示し、7つの方策で現場力を「底上げ」する。