内容紹介
●全人的ケアのための新しい倫理学テキスト●
人と人が接する介護の現場では倫理観をゆさぶられる場面に多々遭遇します。21年度から実施される介護福祉士養成課程のカリキュラムでも倫理学は重視されています。職業としての倫理だけでなく、個人の尊重とは、自由とは、人間としての平等とは、生存権とは、などを事例を用いながらじっくりと共に考える「介護福祉士のための」新しいテキストです。
【事例編】
事例1 あなたは、「お刺身」を買ってきますか?
~阻害しあう「関係の自由」~
事例2 「死にたい」の背後にあるもの
~「生きる」と「生かされている」の間で~事例3 やさしくなれない、先が見えない
~「介護家族」とは~
事例4 病院でずっと居たい
~精神障害者の地域生活の再獲得?~
事例5 だれかがそばにいてくれた
~肢体不自由な私の普通の想い~
事例6 妻の心が壊れていく
~「私」だけにわかるまなざしの背後にあるもの~
事例7 ある日、突然、障害を負った青年と家族の苦悩
~ようやく長いトンネルの出口が見えてきた!~
事例8 人生の終焉の支援
~それぞれの家族の立場、専門職の立場~
事例9 俺を赤ん坊扱いするのか!
~高齢者の叫びと家族の苦悩、そして衝突~
事例10 忙しさの中で見失っていたもの
~組織の中の中間管理職~
【理論編】
第1章:倫理学とは―葛藤からの問いかけ―
第2章:かけがえのなさ―個人の尊重―
第3章:自由に生きたい―行為の自由と存在の自由―
第4章:私だってあなたと同じ人間―人間としての平等―
第5章:だれだって人間らしく生きる権利がある―社会権としての生存権―
第6章:どんな社会でくらしたい?―社会と倫理―
第7章:自立した生き方とは?―依存しない自立と共に生きる自立―
第8章:コミュニケーションと倫理―情報伝達と呼応―
第9章:かかわりの中の死と倫理―私の死と他者の死―
第10章:介護を仕事にするとき―専門職としての葛藤と矛盾―
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤谷 秀
山梨県立大学人間福祉学部教授
横山 貴美子
山梨県立大学人間福祉学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)