友人に薦められて購入してみたら、ピントの浅いクローズアップ写真ばかりでした。
極意は美しいぼけとシャープなピントにあり、とありましたが、説明がいい加減で役に立ちません。
(1)ぼけ
50mmF1.4のレンズで絞りを開けるのが必須、となっていますが、安価で軽い50mmF1.8ではなく高価な方を
薦めるならば、それぞれで撮った作例を並べて説明するべきです。
席についてお料理の写真を撮るときは、最短撮影距離が短い35mmやキットレンズの望遠側が適しています。
すなわち、ぼけの要素としては、絞りだけではなく焦点距離、撮影距離、背景や前ぼけとの距離がありますが
全く説明されていません。そこを理解することはスタイリングにも必須です。
(2)ピント
どの部分にでもピントを合わせられるからマニュアルでピント合わせの訓練を、とありますが、
作例は測距点でピントを合わせてトリミングすればいいものばかり。
さらに、失敗でいちばん多いのはピンぼけ、としながらマニュアルでのピント合わせを助けるフォーカスエイド
に全く触れておらず、ライブビューの拡大機能を使えば確実にピント合わせができることも説明されていません。
以上、肝心要の土台が欠落しています。
しょせん女性のカメラや写真なんて、カラフルなお花やスイーツ、ブランドの食器や装飾品、パリの街並みで
ごまかしておけばいい、という安易な商魂が透けて見えて非常に不愉快になりました。