エッセイスト、画家、そしてワイナリーオーナーでもある著者による エッセイ
エッセイなのであまり構成は無いのですが、
最初の2章がおおまかにこの本の題名、今日よりよい明日はない
の回答になっています。最初の章は夢について、そして
良くならない世界で生きること、そしてサウダージと
今の閉塞的な日本に必要と思われる考えが書いてあります。
3章4章は海外からみた日本文化、そして日本文化には
熟成等と言った文化が薄い傾向があるのを述べています。
最後の2章は、エッセイのまとめではありませんが、健康に
ついての考えと、まとめの章になっています。
後書きではありませんが、次第に老いていく自分に対し
どのように人生観を持てば良いかということについて
「今夜が最高!」というのはなかなか気の利いたまとめに
なっていると思います。
そんなにすごいことが書いている訳では無いのですが
このような視点で物事を考えていなかった私にとっては
とても刺激的で、かつ価値感の多様性を与えてくれたと
思います。
読む前は、「今日よりよい明日はない」という題名に
反感を覚えましたが、読んだ後では、こんな価値観を
持ち得なかった自分がはずかしいのと、気づかせてくれた
この本に感謝しています。そんなに片意地張った本では
ないので、題名に反感を覚える人にとってはお勧めではと
思います。