なにがなにやらわからぬまま、殺される。そしてそのたびに、違う人生を歩んでいる。あるときは大学のアイスホッケーの選手、あるときは会社員、あるときは――。
殺される理由もわからないし、違う人生を歩ませられる理由もわからない。ただ一つだけはっきりしていることといえば、自分にアドバイスをくれる年配の男性だ。「君は何度でも殺される。そして、そのたびに違う人間になっている。【彼ら】は、君がしたことを思いだすまで殺し続けるぞ」と。
何故自分が殺されなければならないのか? そして、殺そうとしてくる人間は何者だ?
何度か人生をやり直させられていくうち、彼は気づく。殺そうとしてくる人間たちが人間ではなく、そしてある一人の女性が関係している、と。
最初、ホラーなのかと思ったのだけれど、途中からサスペンス&スリラーというか、ダーク・ヒーローものというか…そんな感じになっていきました。
前半はホラー+サスペンス、後半はダーク・ヒーローの活躍。ダーク・ヒーローものにするならば、もう少し説明をいれてもらったほうが、もっとわかりやすかったのではないでしょうか。
人間ではない『ある種族』が、餌を求めて徘徊する。主人公は『あること』をしでかしてしまって、その種族たちから恨まれ、何度も殺されるはめになるのでした。
「何故殺されるのか」「何故生き返させられるのか」。なにか不条理さがあるのかな〜と思ったら、【アンダーワルド】とかそういう類のお話でした。『愛』は、なにごとをも変えるちからを持っているようです。
ダーク・ヒーローを出すならば、もう少し派手なアクションがあってもよかったんじゃないかなあ、なんて思ってしまいました。