最近たくさんのヒストリカル・ロマンスが日本でも翻訳されていますが、この本はレベルが高い!と思いました。
繊細で深い心理描写といい、魅力的なキャラクターといい、ステキなラブシーンといい、緻密な構成力といい。
特にヒーローはすごくキャラが立っています。
彼は不幸な出生の秘密を隠すように、享楽的な生活をおくり、放蕩者をよそおっています。
でもほんとうは誠実で、責任感のある頼れる男なのです。
ヒロインが好きで好きでたまらないのに、わざと悪ぶって遊び人のふりをするところが、かわいいやら、切ないやらです。でも決めるときはかっこよく決めます!
ヒロインも最初はキツイ性格かな?と思いましたが、ヒーローのほんとうの内面を知り、自分が彼の心の壁をとかしてみせると決意するあたりが好きです。
その他のキャラクターも、一癖あるような個性派がそろっていて、みんな楽しい。愛着がわきます。
エピローグを読む頃には、もっとこの人たちのお話を読みたいと思いました。
前作より取りかかりやすい設定ですので、前作を未読の(または挫折した)方も、ぜひご一読をおすすめします!