今和次郎と言う人物は、ひと言で表現することはできない。
この本には、そんな今の業績が詰まっている。
若いときは、柳田國男と全国の農村を回り、民家のスケッチを本にまとめて出版し、”民家”という言葉を定着させ、
関東大震災後の東京の人々の暮らしを、”考現学”という独自の方法論を使って分析した。
また、海外へ出かけた際に見た、人々の服装への関心から、服装の歴史をまとめあげ、
建築家として、いくつかの建築プロジェクトに参画した。
とくかく、その活動範囲の広さに圧倒される。
百聞は一見に如かず。この本で、今の業績を目にしてほしい。