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今は昔のこんなこと (文春文庫)
 
 

今は昔のこんなこと (文春文庫) [文庫]

佐藤 愛子
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

布団はなくても眠れるが「蚊帳」がなくては眠れなかった。「夜這い」には、泥棒と間違えられないための作法があった。居候、後家さん、花柳病に良妻賢母、恥ずかしがり…かつては日本人皆が共有していた日常の風景とエピソード。今は昔の言葉たちにまつわるアノ気持ちが、なぜかしみじみ蘇る、笑いと郷秋の絶品エッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤 愛子
大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 222ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/5/10)
  • ISBN-10: 4167450186
  • ISBN-13: 978-4167450182
  • 発売日: 2011/5/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dejima2001 VINE™ メンバー
形式:文庫
 大正生まれの筆者による、昔あって今は失われたものエッセイ。

 「腰巻」「蚊帳」「居候」「つけ文」など、
昭和をよく知る者には懐かしくも、
今は無くなったか言葉だけが残るものごとや習慣などを語る。

 筆者は何しろ齢80を越えた婆さまであるから、
「おぼこ」「出合茶屋」「花柳病」など、
気品をもって語るのは少々むずかしいことも堂々と書く。

 特に味わい深い「夜這い」の項では、万葉集の歌からはじまり、
「その道」を極めた津軽の古老の話へと続いていく。
それはもはや、「夜這い道」であり、
男にとって欠かせない人間修行の場だった、という風になる。
古老の話に深く納得した佐藤愛子、振り返って今のお手軽なセックスを、
「コソ泥セックス」だと切り捨てる。

 この話に象徴されるように、今は無くなったものの中に、
失ってはいけない何ものかがあったのではないか、という彼女の視点がある。
が、そんなことを考えずとも楽しめる随筆であった。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 以前は「こんな○○シリーズ」など沢山読んだ気がします。
しかしいつもの愛子さん節を覚えている位で内容は覚えていない近頃ですが。

 「たしなみなし」以後は、怒らずに現代社会に馴染もうと努力されている事が
久し振りの読書で分かりました。中高年ならではの思いと、死語になりつつある
言葉への思いを共感します。

「六尺褌」と「越中」の違い、かっての商売人を選んだステテコ。
ズボンは人を選ばないし誰でも身に着けられるがステテコの似合う人になるのも
難しいという話しも面白く納得しました。たしかに幼い頃のアイスクリーム屋さんは
その姿だったように思います。湯潅場の笑いも、歴史好きには愉快でした。
ズルファミン、ペニシリンの宣伝など時代背景を交えたこと等、たとえ下ネタで
あっても爽やかでした。

 母の年代かと思いますが「おぼこい」「生娘みたいなこと言わんとき」よく
聞いた言葉です。「人絹」「化繊」も母はよく言っていました。
 
 赤裸々作品が多くなった今、アラフォーティ・ネトウヨなど造語が多くなった今、
この本で母から聞いた言葉も蘇り、懐かしさとほろ苦い笑いで満足しました。

 ちなみに故里はいまだに、五右衛門風呂です。板を敷くのも分かっていました。
故里にあるこの風呂は百年超えるそうです。痛まずにいます。母はこの風呂が
好きで、新タイプの浴室ではシャワー以外嫌がります。たらいもまだあります。
 
 この様に風呂・「たらい」などの言葉を落語のように話すことも、作者ならではのエッセイです。
やはり著者の風格を感じました。日常の切り取りも年々冴えわたる著者に感服。往年に渡る作者の書も
これからは味わいなおしたいと思いました。
え!と言う不安にさせる手法もありますが、安心感ある手法も見直すこの頃です。
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ステテコ 2012/3/10
形式:文庫
僕が印象に残ったのは、ステテコ。昔のオジサンは夏になるとステテコに腹巻き姿で外に出ていた。
亡き祖父やおじさん達の往年の姿が目に浮かぶ。懐かしい・・・。
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