ガンディーといえば世界的に有名なインドの偉人だ。
しかし「非暴力」という言葉は知っていても、それ以上のことはよく知らないよ、という人が多いのではないだろうか。
かくいう私もそうであったわけだが…。
この本には、容赦なく「名言」「格言」がビシバシと頻出する。
はっきりいって途中で打ちのめされそうになる。ガンディーさんのあまりの熱意とある種の合理性に。
(いや、ガンディーさんは実に合理的な人だと思うのです)
一例をあげると、
・改革者は改革しようとする相手に近づきすぎてはならないのである。(p21)
・私は悪事の多いことをもって人を裁かない。(p83 )
・真理とはなにか、とは難しい問題である。私は、自分のためには、内なる声が語ることという解答を出している。(p105)
・溺れているものに他人を救うことはできない。他人を救助できるようになるには、自らを救わなければならない。(p165)
この本は、人生哲学、自己啓発的な部分もあるし、意外に思われるかもしれないが、ビジネスにも応用できると思う。
忙しすぎるハイパー21世紀人のために、各パラグラフごとに番号が振られ、コンテンツが独立しており、どこからでも読めるようになっている。その点は、嬉しい心遣いである。
最後に、迷える日本の現政権にこの言葉を贈りたい。
「私にとっては、政権とは目標ではなく、われわれに生活のあらゆる面の条件を改善することができるようにする手段の一つである」(p186)