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今こそマルクスを読み返す (講談社現代新書)
 
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今こそマルクスを読み返す (講談社現代新書) [新書]

廣松 渉
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

今だからこそマルクスの根本思想を再検討.マルクスは人間や社会をどう把え,『資本論』で何を言おうとしたのか?近代社会の未来をどう展望したのか?二十世紀世界の根幹思想の発展的継承を試みる.

内容(「BOOK」データベースより)

マルクスは人間や社会や歴史をどうとらえ、『資本論』で何を語り、近代資本主義社会の未来をどのように予見したのか?今やマルクス主義は本当にもう無効になってしまったのだろうか?20世紀世界の根幹的思想を、独自の視点と平明な言葉で掘り返し、脱近代への発展的継承を試みる。

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 講談社 (1990/6/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406149001X
  • ISBN-13: 978-4061490017
  • 発売日: 1990/6/12
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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38 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
メイド・イン・ジャパンの哲学者のうちでも、おそらくもっとも独創的な思想家の一人、廣松渉、晩年の書。すでにマルクス離れがはじまっていた著者の晩年、満身の力で書き下ろしたマルクス入門書。書名は、著者の思い入れを表現してあまりある。難解といわれる廣松哲学だが、本書は廣松哲学への最良のイントロダクションにもなっている。著者が使う難しい漢字や表現についていけなかった読者も、いま一度本書をベースに廣松というエヴェレストに登ってみてはいかがか。プロマルクスにはもちろん、アンティマルクスにも本書はすすめてみたい。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:新書
社会主義国崩壊と言う最悪の環境下に書いているので、なんとなく言い訳めいていると感じる向きもあるが、著者の気迫に当たると、もう周囲の状況なんか関係ない、堂々たる論考である。資本主義は、原理的に、耐久財の需要サイクルに左右される。放っておけば、耐久財が行き渡って機能している限りは、耐久財の販売は鈍り、結局は購買者たる労働者を逼迫、一般消費財の購買にも支障をきたし、周期的に不況になる。好況を維持するためには、有効需要の捻出しかないが、わけても、奢侈品という、なんら、生産性がなく消えていく商品の需要と供給がサイクルを描いていることが望ましい。旧ソ連がGNPで世界第2位、米国に迫った理由は、強大な軍備維持、という「奢侈品」による「有効需要」の捻出によるもので、資本主義国も、最終的には、奢侈品を「捏造」しながら需要を落とし込まずにいなくてはならない。こういう指摘は、やっぱり資本主義の問題で、要らぬ需要を捻出するために環境破壊を促進してきたことは事実だ。だが、共産主義が回答になるかと言えばそうではない。ここが広松氏の苦しいところだと思う。それと、やっぱり読んでもわからないのが、「剰余価値説」に基づく「搾取理論」だ。経営者の労働がなぜ評価の対象とならず、労働者の搾取の結果だと言えるのか。著者は、そんなのあたりまえだろ、と言わんばかりに説明していない。詰り経営者の経営者としての才覚や決断を単なる時間労働で考えるという情けないお話になっており、経営者の労働は認めるが、剰余分がそのすべてがそうだとは認められないという極端な見解を簡単に指摘して終わっている。確かに、経営者や上位職者の労働対価をどう評価するかは、あいまいに過ぎるので、その点が今日でも、破たん金融機関の社長の極端な高収入など批判されているわけだが、だからといって、今度は、マルクス流の古い労働価値で考えては、議論はなにも進展しないし、本書はこういう肝心な点をスキップしてしまっている。「資本論」を読んでも良く分からないところだ。資本家の肩を持つ気はないが理に適っていないと思う。個人的にはマルクスの本領は「唯物史観」にあって、「本源的蓄積」の指摘は圧巻だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
言いたいことは他のレビューアーの皆さんが言ってくれています。かの佐藤優氏は「戦後の日本で歴史に残る思想は?」と聞かれ、彼は「宇野経済学と廣松哲学」と答えていました。非(反)マルクス派の皆さんには異存があるかもしれませんが、マルクス主義という衣装をはずせば、納得できる部分もあるのではないでしょうか?今の若い世代にはわかりにくいかもしれませんが、戦後の日本にとってマルクス主義とは後進国の知識人と国民が世界に対して自己を主張するための唯一といっていいコード(あるいは文法)であったのかもしれません。廣松マルクス主義には、三木、福本の流れに位置する後進国(反近代=反西欧)インテリの最終ランナーという側面と、マルクス主義を時代に適応させようとする超近代の先頭ランナーという側面が奇妙に融合しているのです。ここに広松理論の魅力の一つがあります。もちろん両者の媒介項は「物象化」論ですが・・・。さて、廣松理論の最大の難点は変革主体の問題でしょう。もちろん観想的に「主体なき変革論」も不可能ではありませんが。どうもわれわれは廣松哲学と「ともに、そして抗して」with and against、もう一度変革主体の問題に立ち向かうときが近づいているように思います。「マルティテュード」でも「新しい社会運動」でもまして「市民」でもない新たな変革の主体とは・・・・・。
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投稿日: 15か月前 投稿者: touten2010
ノージックとともに読破すればおもしろいですね
広松渉は大手予備校のK塾から支援を受けて著作を刊行していて,わたしは大学浪人のときにK塾にお世話になったし,へえ〜こういう人もいるんだなあと,何冊か読んだ。その後... 続きを読む
投稿日: 2007/8/24 投稿者: クレオ・シュライベン
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いっとけマルクス
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投稿日: 2004/2/25
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投稿日: 2003/4/13 投稿者: 大谷門堂
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