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36 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
リーダーがどちらを向いているかが問われている,
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レビュー対象商品: 今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット) (単行本(ソフトカバー))
原子力の専門家って何でしょうか。TVを見るたびに薬にもならない話をしていますし、○○委員会に出席すれば「落とし所」が決まっていて、その結論に権威を与えるための存在としか映りません。国民のための安全だと思うのですが、どこかでその基本が忘れられてしまったようです。そんな基本を忘れた組織は放り捨てて、次の戦略を模索しなければなりません。そこで本書ですが、わずか54ページの小冊子ではありますが、自然環境エネルギー政策の第一人者と、原子力を取り巻く社会問題をテーマにしている映画監督の対談で構成されています。我々がどこに向かっていかなければならないか多くのヒントがあります。 3章で「エネルギーシフト」について記述されています。山口県祝島の100%自給への取り組みや風力発電、太陽光発電についてのデータに基づいた現実的可能性について、住民の意識が大切であることを学びました。さらに、原発のような大型の一極集中型発電への依存をなくす代わりに、小型の地方分散型発電を目指すことの大切さを訴えています。その強みは、(災害に対する)リスク分散、地域の経済的効果です。秋田県の取り組みやスウェーデンの取り組みが紹介されています。 送電設備というインフラは既に整っていますので、自然エネルギーにシフトしていく政策は国の縛りを緩めることで可能です。経産省を中心とした電力幕藩体制を解体し、エネルギー政策に民意が反映されるようにすべきだと感じました。理想はエネルギーのスマートグリッドです。エネルギーも自治で賄う時代です。海外にエネルギーを依存する弱い日本を、今回の震災をきっかけに、自立する日本へ再生したいものです。このまま子孫に弱い日本を残したくありません。リーダーの英断を期待したいところです。 (本ブックレットは『世界 5月号』の対談を加筆修正したものです)
28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ブックレットという形式、飯田さんという最適な著者。入門書として最適です。,
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レビュー対象商品: 今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット) (単行本(ソフトカバー))
なんといっても54頁という薄さです。しかも字が大きめで読みやすいです。飯田さんと鎌仲さんの対談ですが、専門的なことは飯田さんが説明しています。レビュアーはツイッターでも飯田さんをフォローしていますがいつも冷静で状況に即した解説をしておられます。信頼できる方だと思っています。20ミリシーベルト設定の話でも、それが過小評価されているICRP(国際放射線防護委員会)のモデルを使っても一万人に19人という数でがんで亡くなる人が増えると説明しています。一方、100ミリシーベルトでも大丈夫という宣伝をしている山下教授(長崎大学)のことを強く批判しています。 原子力行政への批判としては官僚が2年くらいで異動して専門的知識の蓄積がされないという欠陥を指摘されており、同時に規制する組織と推進する組織が経産省という枠で一体となっていることも批判をしています。国として責任をもって見る人がいないことが鋭くしてされています。 自然エネルギー(風力、太陽光、バイオマス)の世界での総発電量が原子力によるそれを上回ったということを知ることもできました。 新書や文庫よりも薄いブックレットで難しい原子力問題への入門が容易になります。
5つ星のうち 3.0
世界5月号掲載したもののブックレット,
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レビュー対象商品: 今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット) (単行本(ソフトカバー))
内容は、福島原発の専門家の危うさについて、安全神話について、そして、飯田哲也の得意分野、自然エネルギーについていろいろ語っ ている。少々、賞味期限が過ぎた議論・対談が中心であり、他の本と 併せて読むのであれば、後半の自然エネルギーの部分は参考になる。 なによりも発送電の分離こそがこれから取り組む政治課題であろう。
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