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私は本にアンダーラインを引きながら読んでいったのですが、そうして引いた箇所を最後に書き出していくと、シンプルで珠玉な言葉の数々..自分だけのノートが出来上がります。
その言葉をいくつかここであげると、
今この瞬間に存在するなら、すべての問題は自動的に消滅する。すべての問題は過去と未来に起因しているから。
人は自分の抱える問題に取り組む必要はない。ただそれを意識し気づけばいい。
この瞬間を生きているときは、何かを達成する必要も直すこともまた捨て去ることも必要ない。
「気づき」は何も裁かない。自分自身と自分と人生とのかかわり方に立ち会って、ただ眺めているだけ。
過去のトラウマはあなたの人生に影響を与えた。でも、今のあなたの状態を過去のせいにはできない。
こんなところです。たぶん人によって、ピンとくるところは違うと思うので、読まれた方それぞれ違った珠玉の言葉が見つかるのではないでしょうか。
最後に、私が気になったこの本のたったひとつの欠点は、文章が文法的にわかりづらいところがあること。これはたぶん、日本語訳の問題だと思うのですが。主語と述語とがこうくるとわからない、というような箇所があるし、日本語にしてほしいところがわざわざ英語読みになっています。例えば、ニュートラル、バイパス、アジェンダ...わかりますか?私はスペルを想像しながら、辞書をひいてしまいました。
このような訳の問題はあるにしろ、本自体は薄くて字が大きく、一日で読めるくらいのボリュームですし、先に述べたように、中身に宝物のようなメッセージがつまっているので、ぜひ、手にとって読んでほしい本です。
本来あるがままに生きるための知恵は東洋思想のお家芸で、タオイズムも仏教も神道もあるがままそのものだったはずなのに、いつのまにか私達はそんなことはすっかり忘れて幻を追いかけて右往左往している。
日本人が書いた本では宝彩有菜さんの気楽なさとり方シリーズ、足立幸子さんの『あるがままに生きる』などが素晴らしいが、アメリカ人の著者の手になる本書も、また違う視点からあるがまま」を描き出していて秀でている。
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