後世まで残るであろう名著「今あるガンが消えていく食事」の発刊から1年余を経て、前著の補足や済陽式食事療法についてのQ&A的内容を追加した内容となっています。前著では“こういう統計や実験のデータがあるからこういう食事療法が推奨される”といったevidenceと対比しての記述が多く、医師が見ても同意しやすい内容でした。しかしこの本ではハッキリとした科学的根拠を明示すること無く、血液サラサラと発癌の関係性,入浴と発癌の関係性、といったことが書かれていて、厳しい目で見ると信頼性が揺らいでしまうのではないかと少し心配になりました。
しかし根幹を成す済陽式食事療法は、やはり科学的根拠に基づく有用な治療手段です。癌治療は未だ易しくはありませんが、内視鏡手術,分子標的薬,ガンマナイフ,免疫細胞治療,済陽式食事療法,高濃度ビタミン療法、と手段が多彩となりジリジリと進化していることが実感されます。