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今、何してる? (朝日文庫)
 
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今、何してる? (朝日文庫) [文庫]

角田 光代
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

『恋愛プリズム』『恋の言葉に溺れるな!』など好評の恋愛論、朝日新聞連載の『本と一緒に歩くのだ』ほか、今、30代の同世代を中心に、圧倒的な共感と支持を得る注目の直木賞受賞作家による、ちょっぴりせつない恋愛と旅と本をめぐるエッセー集。

内容(「BOOK」データベースより)

共感度100%の新直木賞作家による、恋愛と旅と本をめぐるエッセイ。

登録情報

  • 文庫: 229ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2005/3/17)
  • ISBN-10: 4022643447
  • ISBN-13: 978-4022643445
  • 発売日: 2005/3/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なか
形式:単行本
 恋愛エッセイメインかよ、と恋愛は美男美女の特権であると思いこみ、指をくわえて恋に恋している若造であるところの私は毒づいた。ところがどうして読み始めると、うはー、どしぇー、くぅーと喜怒哀楽が止まらない。恋愛未経験の私が恋愛エッセイなるものを読んでその空気にすんなりとなじみ、心地よいとさえ感じるのはなぜだろう。ふと、それはエッセイのひとつひとつに日常の匂いを感じるせいであることに気づく。そこにはタイタニックばりの劇的な展開もシンデレラのメルヘンさもない。それでいてそこらへんの技巧派ラブストーリーなんかよりもずっとちゃんと胸に届く。表現力による部分も大きいが、何よりそれは著者が自身のごくふつうの生活にまっとうに向き合っているせいだとおもう。言葉ってうまいこと言おうといくら必死こいて脳みそ使っても、それだけじゃだめなのだ。毎日のしょぼいことやすばらしいことを楽しんで苦しんで、喜怒哀楽をたくましくさせて、そういうのが言葉や文章から伝わってくるものだと、そういう形をとるものだと思う。その点で角田さんは信用できる。なんたって彼女の特技は歩くことというのだから。

 もしあなたがどこかでこの本を見かけたら、どうか手にとって、まずは『序 今、何してる?―まったきふつうのこと』だけにでも目を通してみてください。10ページもありませんから、きっとちょっと軽くなりますから、うれしくなりますから。

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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
冒頭の文章が大好きだ。自分がいかに「ふつう」を大事にしているかを語り、みんなと同じであることのすばらしさを、すがすがしく説く。制服ばんざい。「自分らしさ」なんかあえて求めるものではない。求めればおそらく「自分」の泥沼にはまり込む。そういうことを、この人はよくわかっているなあと思った。
と、はじめに自己の価値の基本を確認しておいてから、しかし、ひっくりかえす。恋愛の仕方に「ふつう」はないみたい。そこに突入すればみな、「自分」をさらけだしてしまうのだから。あるいは、日常をはなれて遠くに旅行にいってみる。その土地ごとに異なる「ふつう」がまっている。ここで、「ふつう」は投げ出される。
で、とりあえず聞いてみるわけだ。「今、何してる?」と。このくだりで、思いっきり感動してしまった。「ふつう」が一番なんだけど、相手がどんな「自分」で、どの「ふつう」を生きているのかは、いつも巨大な謎である。だから、よくわからないかもしれない、されど気持ちをかよわせたい相手に、さしあたりの彼氏彼女の状況をたずねてみる。相手の中味はとりあえずおいておく。
「今、何してる?」。この言葉にこめられているのは、現代人の最も洗練された、人付き合いのルールではないだろうか。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前半部分は恋愛について、後半部分は著者の読んだ本について書かれたエッセイ集。
著者が持つ独特な価値観とすっとんきょうな発想からくる論法には、なるほど奥が深い、と妙に納得させられてしまうのだが、珍妙な言葉づかいで、煙にまかれているいるようでもあり、正論を説かれているようでもある。
そんな不思議な気持ちを抱きながらも、読みながらつい顔がほころんでしまうのは、それぞれの説話がおもしろいことの証明に他ならない。
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