杉作J太郎、植地毅、吉田豪、ギンティ小林、河崎亨、伴ジャクソンという、この本に関わったライター陣の名前で、はなから決めつけてこの本を手に取らないのは、余りにももったいない。スチール、ポスター、チラシ、ロビーカード、新聞広告(『バトル・ロワイアル』予告編の、生徒ひとりの写真にバッテンをして【残り41人】、の元ネタ-この本には載っていないが-も、このシリーズ第1作の新聞広告からだったとは……!)などなど、貴重な資料の数々を満載。のみならず、深作監督、日下部プロデューサー、梅宮・北大路・千葉・山城と、文太・松方以外の主要キャスト、そして常連陣(福本清三・司裕介・白井滋郎)、脚本の笠原・高田両氏、音楽の津島氏、吉田キャメラマン、スチールを撮った富山氏、新聞広告および惹句(コピー)を考え出した宣伝担当の関根氏、ポスターデザイン担当の堀氏などなど、「誰に」「なにを」、の両面において詳細にわたるインタビューの数々に、ただただ圧倒される。シリーズ番外編や周辺作品の紹介、京都におけるロケ地を杉作J太郎がめぐる《仁義いい旅 夢気分》など、お楽しみ企画もオツなものである。