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人魚を食べた女 単行本 – 2008/5/28

5つ星のうち 2.8 4件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

死ねないのよ。どうしたって死ねないのよ!25歳のまま、300年生き続けるという女に、私の人生は絡めとられてしまった…。怪奇と狂気に彩られた情念の世界。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山崎/洋子
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がけ、また2009年の横浜開港150周年に向けてのさまざまなプロジェクトにも関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

  • 単行本: 418ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/5/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062147076
  • ISBN-13: 978-4062147071
  • 発売日: 2008/5/28
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.8 4件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 679,825位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
 店頭で見て〈設定の面白さ〉に魅かれて衝動買いしました。と言っても、詳しいことは分からず、腰巻にあったのは、「死ねないのよ。どうしたって死ねないのよ!---怪奇と狂気に彩られた情念の世界…25歳のまま、300年生き続けるという女に、私の人生は絡めとられてしまった」。それだけで十分面白そうではありませんか。
 元ネタは当然「八百比丘尼」伝説です。人魚の肉を食べたために800年生きたという、あれです。若いまま不老不死の長い人生を送れるというのは一見幸福なように思えますし、一種仙人のような超人的境地のような印象を持っていたのですが、この作品で描かれるのはとんでもなく異様なモンスターです。その理由は、時間の流れと人間社会から取り残される孤独と疎外感の恐怖と苦悩であって、それ故の邪悪さ、という訳です。なるほど、そういう解釈もあり得るか、と感心はしました。でもまぁ、そこまでかな。
 読ませる力はそこそこあるのです。が、ストーリー展開にはかなり無理があり、いわゆる「ご都合主義的展開」なんですね。その根拠は「人魚の肉によって獲得した魔力」で済んでしまうので、文句の付けようが無いと言えば確かに無いのです。なんてったってファンタジーなんですから。それにしてもちょっと不自然すぎ、の感は否めません。文章もあまり上手くないので、成功しているとは言い難いのです。というわけであまりお薦めできません。
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形式: 単行本
人魚を食べた女に関わることになる主人公緒方直光を軸に、
奇妙な女とリスボンで出会うことから始まるこの本は、
最初に人魚の肉を食べてしまった女が樋口一葉だった箇所は面白かった。
女の話を買うと、話を聞くのではなく、過去を実体験して感じるから、
その不気味さが人魚の肉を食べた女の危うさと重なり作品が締まっている。
が、物語は途中から125年生きている女の哀しさを描こうとして、
緒方が蛇の子孫だとか流れが分散してしまう。
本の中で登場人物たちだけが怖い怖いと騒いでいるように感じるのも、
人魚伝説引用が乱用になりすぎたせいもあるように思う。
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形式: 単行本
57歳の主人公が11年前におきた奇妙な体験を回想するところから物語は始まる。
彼が旅先のポルトガルであった、怪しげな女から「話しを買う」ところから、彼の周りでは恐ろしいことがおこり始める。
人魚の肉を食べ、現在125歳という彼女は、彼に今まで彼女が過ごしてきた人生を語る、それが彼の記憶の中に入り込み、彼の人生をも巻き込む。
彼女のねらいは、そして本当の正体は?
逃げようとしてもまとわりつき、離れようとしても切り離す事のできない、彼を彼女の縁。
そしてそこに隠された真実とは?
大人の残酷人魚姫童話。
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形式: 単行本
 読み進むうちに「これは大変なことになってきた…」とついついページをめくってしまう。本の中の世界とはわかっていながら、時に現実にこんなことがあるかもしれないと感じつつ、エンディングでは背筋がすぅーと寒くなる。現実と現実離れした感覚のはざ間にいるような、居心地の良さというか悪さというか、何とも言えない独特の違和感を楽しめれば、本書のフィクションとファンタジーの世界で十二分に知的な遊びが楽しめる。
 物語の進行に合わせて場面設定が日本を含む世界中のいろいろな国に飛ぶが、それぞれの場所の描写が緻密なので、旅行に行ったような気分にもなれる。日頃の憂さを忘れさせてくれる、ちょっと怖い大人の娯楽小説として楽しめる一冊。
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