5巻においては、「わたし」の過去話と妖精さんの道具の暴走話という2つの話が展開されます。取り合えず過去話を読むと、「人類もそりゃ衰退するよな……」としみじみと納得出来てしまいます、はい。
劇中の旧人類達のやってることが、今となーーーんも変わってないし!
滅びを前にしても人類とはかくも変われないのか、集団生活のストレスからくる女子達の裏の顔のあまりにリアルなその描写なども含め、かなり読んでいて「クル」内容となっております。しかし「わたし」、昔から人間関係で色々と苦労してたのね……でもちゃんと救世主は、「今と同じ」ですぐ傍にいたみたいですけれど。
後半の話は、多分古参ゲーマー−−FCやらWindows以前のパソコンゲーム直撃世代でないと、さっぱり訳が分からないでしょうねきっと。もろにそのドンピシャ世代である私は、読んでいて終始大笑いでしたけど。どこぞの大作RPGへの真摯な思いをそのEDでは匂わせつつ、劇中での見ている分には笑えるけど当人達はまったく笑えないゲームはどこまでも暴走していきます。ただ1つ、「リアル妖精さん」だけはホントかんべんな!
相変わらずの安定加減に面白加減、諧謔加減にブラック加減と今回も大変楽しく読めました。人の振り見て己が所業を省みる、こんな未来は嫌だと思うなら明日から出来ることがきっとある筈。色々と考えることが多くそれがまた面白いという方には、大いにお勧めです。