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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
。,
By まのん (京都府京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫) (文庫)
作品の主題がなんであるかはっきりとしないところが一つの魅力だと思いますが、少なくともその大きな要素の一つである「旧人類の過去」、 その一端が今巻で明らかにされます。言うなれば探索モノです。 丸々一冊使って一つの話なだけあり、やや単調な勘もありますが、 そこはそれ、お得意のメタとベタとエスプリで最後まで読ませてくれます。 ロミオさんはタケフィジとエーコムに借りを返されたようですが、 変わらずガツガツしていってくれそうなので、今後にも期待せざるをえません。
25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
シニカル版『ヨコハマ買い出し紀行』,
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レビュー対象商品: 人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫) (文庫)
短編でも長編でもシーンが短く押し引きが明確だった1、2巻とは異なりこの3巻は冒険譚らしく各シーンが長く、シリーズ初めて構成から長編になっている。 読みやすく可読性の高い文章で難解な構成や内容を扱うのが常の作者だが、 シーンが長くなった分可読性が若干オミットされていることは否めない。 未読者がこの巻から入るのは若干敷居が高いだろう。 さらっと読める1巻に比べると、2巻、3巻、と徐々に読者に頭を使わせる 作りになってきているように思う。 ただそれでも、独特のブラックユーモア(本作はメルヘンに見えて 実は全然メルヘンでない)や饒舌に見えて計算された会話は 相変わらずのロミオ節。「助手さん」執筆の絵本の結末などは お約束のオチなのにしっかり効果をあげていてある意味 このシリーズを象徴しているし、139〜140頁の「水」のくだりなど、 やっぱりこの人は言葉選びの天才だと感嘆させられた。 ファンにとっては期待を裏切らない一冊。 終末的世界観は芦奈野ひとしの表題作に通じるものがあるが あれとは違う意味で「オトナ向け」である。 シリーズ未読の方は、序盤20頁を見て購入を決められれば良いかと。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
P子さんとO次郎…,
By badcom (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫) (文庫)
50-60年代の古き良きラディカルではない牧歌的なんだけど人類が滅亡しちゃうこともあるレトロSF好きにストレートど真ん中なこのシリーズも3作目。P子さんとO次郎の正体は胸を突くほどの郷愁が込み上げました。あのとき人類はどこまでも行けるはずだったんだよなぁ…。この二人だけでもう☆4つもって行きなさい状態です。そんな人類も衰退してしまった地球を舞台に、ほんわか系にして意外とタフなお菓子作りが趣味な主人公が妖精さん以上に役に立つのか立たないのか意味不明な助手さんを連れて、頭からっぽに出たとこまかせに謎の廃墟を散策するというサバイバルもので血が騒ぎました。特にタルコフスキー/ストルガツキー兄弟描くストーカーにおけるゾーンや、弾銃狂騒曲の世界観を彷彿とさせるような廃墟も素晴らしい。惜しむらくは盛り上がりのはずのアクションシーンがやや書き飛ばしたような印象を受けるところや、妖精さん達が30歳を過ぎて魔法使いと呼ばれるようになった人達の言動を彷彿とさせてしまうあたりですが、そんなのは些細なことなのです。
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