大執政官が不在となった太陽系帝国の混乱を回避せんとする首脳陣の懸命の攻防を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第166巻。本巻の執筆者は、若手執筆陣をリードする二人フォルツとエーヴェルスです。地球のテラニア・シティに宗教指導者クロトン・マノルが現われ、ペリー・ローダンは偽者であると主張し人心に不安を抱かせます。
『人類の反乱』ウィルアム・フォルツ著:国家元帥レジナルド・ブルは人類の反乱を回避すべく、ローダンの影武者アンラートを派遣しマノルの誤解を解こうとした。しかし、既に他の2つの勢力がマノルを利用しようと暗躍を開始していた。『海王星衛星争奪戦』H.G.エーヴェルス著:2436年2月、6人の振動守護者の支配下の巨大ロボット戦艦オールド・マンが海王星衛星トリトンの帝国基地を攻撃する。トリトンにはレムールの古代都市調査を目的にオクストーン人の宇宙歴史学者クロノトとペリシュのモカルト父子が滞在していた。
トリトンにあるレムール地下都市内に潜入した無敵の振動守護者とモカルト父子の対決には思わぬ波乱が待ち受けていました。古代文明の防御機構が作動し、秘密のヴェールが明かされるのです。故松谷健二氏のあとがきは、アイスランドへの旅のお話です。今年(1990年)の夏至に、北海道と九州を併せたぐらいの大きさで、十三、四世紀の昔にヴァイキング文化で栄えた島に三泊されました。何故に今回この島を訪れたかというと、二十代半ばから三十代いっぱいまで、この世界に完全にいかれてのめり込み一生の研究を考えていたという過去の経緯があった為だそうで、軽飛行機や船をチャーターして方々を回って過ごした充実した旅のエピソードを語られています。