<375>巻 成就の計画でテラ標準時3581年9月2日にメールストロームの喉に墜落し、コンタクトを絶った地球が再び、紙上へ。373巻で闇のスペシャリストに続いて入ったブラックホールから、殲滅スーツに導かれ時間の井戸を経由し、アラスカ・シェーデレーアが行き着いたところは、人類なき地球。3582年1月4日、地球では、再び生命が動き出す。
アイディンティティに悩む、テルムの女帝に使える研究者ラングルと、人と異なることで悩み孤独を感じるアラスカ・シェーデレーア、そしてごく普通のこれまで愛を知らずにきた人類3名が出会うとき、どうなるか?今回は、もしも地球に3名しかいなかったら?異星人に出会ったら?そんな質問を問いかける。
今回の物語は、現在の孤独な人類を象徴している。これまでも、ローダンシリーズは、現代社会を象徴するようなもの匂わせていた。純粋理性を志すアフィリーも、資本主義社会の合理主義を象徴していた気がする。ローダンシリーズは、大衆SFとはいえ、現在の思想や世相をモディファイしながら、正義の理想論の中に、未来を、神を、永遠を物語る。