内容紹介
『人間開発報告書』は毎年、10数カ国語に翻訳され、120カ国以上の国々で発行されており、人類にとって最も重要な問題に対し、討論の枠組みを提示し続ける国連開発計画(UNDP)の委託によって作成された独自の見解を持つ報告書です。
『人間開発報告 2007/2008』は、異常気象による被害を食い止める最後のチャンスが、今まさに閉ざされようとしており、この数年間の気候変動に対する取り組みが、人間開発の未来を大きく左右することになると指摘しています。そして今、世界が必要としているのは、財政上の資源でも技術上の能力でもなく、切迫した危機感と人類の団結であると訴えます。
本報告書には、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ、ノルウェー前首相グロ・ハーレム・ブルントラント、国連事務総長 藩基文(バン・ギムン)、ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ ルーラ・ダ・シルヴァ、インドの環境活動家スニタ・ナライン、インドの経済学者アマルティア・ セン、ノーベル平和賞受賞のデズモンド・ツツ大司教、カナダの自然保護活動家シーラ・ワットクルティからの特別寄稿も掲載。
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、気候変動がさまざまなレベルでの難問をもたらすことを指摘する。それは、分断されていても相互に依存しあっているこの世界において、われわれが共に分かち合うたったひとつの環境である地球をどのように管理していくかという、地球上のすべての人々に対する課題である。そしてまた、国籍や年齢を問わず社会正義と人権をどう捉えるかという課題であり、さらには富裕国の政治的指導者や国民にこの問題に関する彼らの歴史的責任を認識させ、温室効果ガス排出削減の大幅かつ迅速な削減に着手させるという課題である。とりわけ共通の価値観や視野の上に立って迅速かつ強力な行動を起こすという人間社会全体の課題をこの報告書は指摘している。