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人間自身―考えることに終わりなく
 
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人間自身―考えることに終わりなく [単行本]

池田 晶子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「人は病気で死ぬのではない。生まれたから死ぬのだ」。池田晶子の珠玉の哲学エッセイ最終巻。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池田 晶子
1960年東京生まれ。文筆家。慶応大学文学部哲学科卒業。専門用語を使わず、哲学するとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立した。2007年2月23日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 157ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/04)
  • ISBN-10: 4104001090
  • ISBN-13: 978-4104001095
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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34 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
著者急逝 2007/5/6
By jazzy
形式:単行本
著者が急逝したことは本当に残念でならない。著者の作品が哲学とは言えないという批判も多く有ったようだが、一般読者としては別に哲学というグループ分けにこだわる必要はないわけで、私としては同世代であり、平易な文章で書かれている事もあって、親しみを持って読めた。
「存在の奇跡性に気が付くと、人生の風景は明らかに改まるのである。」
「人生にとって大事なものはお金ではないと教える事こそが教育、基本中の基本である。」
今の時代に、ここまで直球ど真ん中で文章を書く人が、週刊誌の1ページの枠を確保しているという事が、とても新鮮で、そして安心感を覚えた。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は「週刊新潮」に連載されていた池田晶子さんのエセー「人間自身」、および「ランティエ」ほかの連載を収録したものです。

これまで刊行された「41歳からの哲学」シリーズの3冊目(完結)にあたります。

遺稿である「墓碑銘」を含め、その哲学エセーを読むにつけ、池田さんは最後の最後まで思索する精神であり、孤立無援の中で己の道を全うした存在だということがわかります。(蛇足ながら本書収録「混浴の温泉場」にて絶筆されたそうです)

本書の中には敬愛する故人・小林秀雄氏にあてた手紙も掲載されています。(これまでも何度か書かれています)

その中で、氏をさして「考えることと生きることと書くことの完璧な合致」と書かれていますが、これは池田さんについてもそのままあてはまることだと思います。

「自らを精神と自覚する者にとって、自らの内奥深く呼応する精神が、北極星のようにそこに立っているのを見出し、どうして魅了されないことがありましょうか。」(本書収録「小林秀雄 様」)

存在の奇跡性、そしてその絶対不可解について、言葉をつくして最後まで考え続けた池田さんの姿は、現代の賢しらな論壇や哲学アカデミズムを超えて、普遍的な輝きを放っています。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
形式:単行本
週刊新潮2006年8月から2007年3月15日号、ブルータス、ランティエに掲載されたもの。池田氏は2007年2月23日に逝去

週刊誌等への掲載のため、時事ネタも多く、池田氏自身の物事の本質を見極めた言説が気持ちよく響く。そしておそらく、すでに死を悟って筆を進めていたのだろう。

ゲームの影響による、死に対する理解の欠如(画面の中で人を一方的に殺し続けていれば、自分が死ぬということは忘れる)。
今の北朝鮮を60年前の日本と比べれば、同じであった事を考えれば、非難できるだけの正当な理由があるのだろうか?と指摘する。
金儲けだけを考える人間はその金の使い方を知らないと指摘する。お金を使う事に知恵を絞らないと。財を手に入れた人間が、次に欲するのは名誉であり、そのお金の使い方にこそ、その人の人格が現れる。お金の使い方の高貴な人が、高貴な品格の人だと。
生活のための教育は、人生のための教育ではない。生活のための教育しか受けなかった人間は、生活のために生きることしかできない。いかに生活するかは知っていても、生きるとは何なのか知らない大人は、たんに先に生きているだけであって、何を知っているわけでもない。このことを知っているから、私は子供に教えたりしない。教えるのは、自分がいかに知らないか、これだけである。(無知の無知より)
「馬鹿野郎。てめえらとは覚悟が違う」小林秀雄が、たむろする群小評論家たちを一瞥して吐くところを、知人は見たそうだ。文章の職人としてこの人から、私は人生の多くを学んだ。(「プロ」といえる人)
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最近のカスタマーレビュー
結構辛口です。
あまり哲学などにのめりこむと、精神衛生上良くないのではないか、
と思った。
投稿日: 7か月前 投稿者: Mshock
真実はシンプル
歯に衣着せず、正直に言葉にしていく池田さんはまさにプロのもの書きです。なぜ考えを文章に書き本にするのか、その目的が明らかで、衒いがなく清清しい。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: jazzyh
プラトンはソクラテスの後を追った。
自らを精神と自覚する者にとって、自らの内面深く呼応する精神が、北極星のようにそこに立っているのを見出し、どうしてそれに魅了されないことがありましょうか。続きを読む
投稿日: 2009/11/7 投稿者: 豆象屋
思索する精神、本質を深慮する姿勢
この世に存在するありとあらゆる社会的事象をその物事の本質から掘り下げ、人間としてどう生きていくべきかを問い続ける作品です。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/6 投稿者: パタ
自分の内側を見に行く
池田晶子さんの本を読むと、結局いつも自分自身を省みることになるので、
読む度に違った感想を持ち、勉強になることがあります。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/13 投稿者: watanabe8760
コラム風辛口哲学エッセイ
主に『週刊新潮』の連載をまとめた一冊。
本書は、日常生活の不可思議を「生」と「死」を交えて著者の独特の視点で淡々と語られている。
投稿日: 2007/8/16 投稿者: 前略、amazon様
急逝を知り愕然とした。
どのように生きていけばよいのか一人悩み、考え、生きてきて50数年、... 続きを読む
投稿日: 2007/5/21 投稿者: tomeron
毅然として死地に赴いた頃の最終エッセイ
 2007年2月23日死去の著者は、知命の齢にも達していなかった。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/13 投稿者: 宣長さん
夭折?
本書は著者がガンによる腎臓摘出を受けた頃より、今年2月に亡くなるまでに書かれたということを、読者はしっかり認識して読むべきであろう。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/9 投稿者: 真善美郎
遺作
作者の思索から、現代のトピックの本質をズバッと言ってのける文章は

面白く痛快。内容は書かないけれど、哲学的思索の果てから... 続きを読む
投稿日: 2007/4/25 投稿者: tako-cyan
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