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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「自由」とは何か,
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レビュー対象商品: 人間的自由の本質 (岩波文庫) (文庫)
ヘーゲル、フィヒテとならぶドイツ観念論の大家シェリングの主著。通称『自由論』。人間の自由意志・悪について論じた作品でハイデッガーやヤスパースなどに多大な影響を与えた。ちなみにハイデッガー(『シェリング講義』新書館)、ヤスパース(『シェリング』行人社)ともにシェリング哲学の解説書を書いているのであわせて読むといいだろう。 なお『自由論』の著述はプロティノスやヤコブ・ベーメの影響を受けたためか神秘主義的な色合いが強く出ている。本書を読む前に新プラトン主義(ネオプラトニズム)やキリスト教神秘主義について調べておくといいだろう。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
シェリングの主著,
By yojisekimoto (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人間的自由の本質 (岩波文庫) (文庫)
シェリングの主著。スピノザの説明として、実体をA、その帰結をA/aとする表現が見られる(p35-6)。 これはラカンの「4つのディスクール」に使われた表現方法でもある。 従来はソシュールの影響といわれていたが、ラカンにおいてもシェリングと同じく上辺が大文字で主体であり、ラカンはシェリングをスピノザ研究の一環で読んでいたに違いない。 ヤーコブへの暗黙の批判、バーダー(この訳書ではバーデルと表記)への賛同がみられ、当時のドイツの言説界が垣間みられる。 カント批判は今となっては陳腐だが、潮流としてショーペンハウエルなどに受け継がれたのではないだろうか?
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