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人間回復の経済学 (岩波新書)
 
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人間回復の経済学 (岩波新書) [新書]

神野 直彦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

好況時は過重労働,不況時はリストラ.私たちはまるで経済のために生きているかのようだ.これは本来の姿なのか? また,現在の閉塞状況は打開できるのか? いまこそ人間に従属する経済システムをつくるべき絶好の機会であり,閉塞打破のカギにもなる.人間社会,政治,経済の3者のあるべき形を提案する,斬新な経済社会論.

内容(「BOOK」データベースより)

好況時は過重労働、不況時はリストラ。私たちはまるで経済に従属して生きているかのようだ。これは本来の姿なのか?現在の閉塞状況は「構造改革」で打開できるのか?いまこそ人間に従属する経済システムをつくる絶好の機会であり、それが閉塞打破のカギにもなる。社会、政治、経済の三者のあるべき形を提案する、斬新な経済社会論。

登録情報

  • 新書: 194ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2002/5/20)
  • ISBN-10: 4004307821
  • ISBN-13: 978-4004307822
  • 発売日: 2002/5/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mana
形式:新書
著者の神野教授は現在巷で盛んに議論されている
新自由主義的経済学の流れを批判している。
新自由主義的経済学では
セイフティーネットなどの社会保障システムを
取り除くことでその社会を生きるプレーヤーが
ただ生きていくために
より真剣に動くようになると考えているが、
そこでの失敗は取り返しがつかないので

逆に冒険ができず、社会は固定化し非活性化すると考える。

このような恐怖を生きるためのインセンティブとする考え方ではなく
人間らしく、生きる喜びを得ることが
生きる目的となるような社会づくりを提言している。
新自由主義的な考え方にどこか納得できない人には
是非読んでもらいたい。

このレビューは参考になりましたか?
35 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By foret
形式:新書
本書は東京大学で財政学を研究する筆者が、財政民主主義の立場に立ちつつも、さらに社会体制全般に視点を拡げ、転換期にある世界および日本の危機を解明し、そこからの新たな時代=新たな社会の創造の方向を提案している書である。

大きな課題の割には新書200ページに論点が要領よく述べられており、読者は読んでいて非常に読みやすく感じられると思う。読みやすい理由は、経済や社会や政治は本来人間のものであるはずだという、ある意味で当然の立場に視点を置いて論じているからである。

読みやすさのもう一つの理由は、スウェーデンで取り組まれている新しい社会づくりの具体的事例が豊富に紹介されていることである。日本での「構造改革」の姿との違いが鋭く示される。

ケインズ的福祉国家の時代が終わりを告げた今、「エポックを超えるには、現金給付による所得再分配で社会的セーフティネットを張り、公共事業を実施して需要サイドから経済システムに介入しても意味はない。知識資本を蓄積して、イノベーションを巻き起こす、供給サイドからの経済システムへの介入が必要となる。」という指摘は、スウェーデンでの事例紹介も含めた「知識資本」、「社会資本」を充実する政策と合わせて読むと、説得力のあるものとなる。一般に小泉内閣の「構造改革」は供給サイドからの政策と言われているが、その実体は「競争力強化」と「コスト削減」の名の下に雇用供給の場を縮小するばかりで、何ら新しい供給力を創造できていない。本当に必要な供給サイドからの政策は教育・地域福祉サービスの育成にあるのではないだろうか。
この点では、野党の経済政策も、今日の不況を「消費不況」と捉え、政府の福祉削減策、中小企業増税策を批判しているが、これを、知識産業・地域産業を創造していくための社会資本充実政策として位置づけし直し、非営利組織や地域産業の拡大を支援していく政策に高めていく必要があると思われた。

このレビューは参考になりましたか?
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
一気に読ませる文章力に1点、経済学の難しい知識を必要としない点に1点、主張に共感できる点に2点で4点とします。しかし、この本の問題点は、具体的な政策提言がないことです。例えば、景気をどう回復するのか、財政赤字をどう解消するのか、といった点です。また、スウェーデンをここまで持ち上げられると、はたしてそこまで理想の国家なのか、疑問が出てきます。本来であれば、現在のスウェーデンの負の側面も取り上げられるべきでしょう。イギリスにおけるサッチャー改革の失敗についても触れられていますが、ではその後10年を経てイギリスはどう変わったのか、という点も知らなければ、公平に評価したことにはならないでしょう。より知りたいことは増えました。
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投稿日: 1か月前 投稿者: 読書散歩
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最も合理的なものだとか、考えがちである。構造改革をスローガンに... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: 八王子狭間タウンズシニア
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投稿日: 2009/10/25 投稿者: けるよ
先見の明
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投稿日: 2009/2/10 投稿者: ふとあご
2002年構造改革路線への異議申し立て/人間回復の日本
... 続きを読む
投稿日: 2008/8/18 投稿者: 歯職人
新たな「人間回復」の経済学を求めて!
東大教授で財政学を専門とされる神野先生といえば、岩波書店のシンポジウム『経済危機と学問の危機』における発言くらいしか念頭になかったので(とはいえ彼の発言は実に示唆... 続きを読む
投稿日: 2006/11/3 投稿者: TKMT
変な理想→広い視野
読後感としては、筆者の変な理想の羅列、というものでした。ただ、ちゃんと考えるとそれは自分の勘違いでもある、と考えるようになりましたが。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/5 投稿者: ジョン
個人的な感想のみ
20年以上前に外書講読の授業をこの著者から受けたことがある。

今にして想えば随分不真面目な学生であったと後悔もするが... 続きを読む
投稿日: 2006/4/18 投稿者: 晴耕雨読曇jazz
読みやすい
 学者の本ですが、非常に読みやすいです。内容のレベルは決して低くはないですが、一つ一つの文章が短く、専門用語も少ないため、内容がすぐ理解できます。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/15 投稿者: 右の本格派
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