ホークス監督としての14年間を、最初から最後まで「番記者」を勤めた西日本新聞記者による評伝。毎朝、王監督の車に同乗させてもらってご出勤とは、羨ましすぎ(笑)。しかし「クルマの中」というプライベート空間で語られた「王監督のホンネ」は実に貴重である。さすがは、番記者。
ホークスを日本を代表する強豪チームに育て上げてくださった王監督の14年間を、こうしてまとめて読ませていただくと、本当に試練とご苦労の連続であったことが分かる。ファンとしては申し訳ないやらありがたいやら。特に日本一になった時期がダイエーの経営難と重なり、たいへんご苦労をおかけしている。「日本一になっても何も良いことがない」とまで王監督に言わせていたとは、ファンとしては恐懼に耐えないところで、それほど経営がアホであったにも関わらずホークスの指揮を執り続けてくださったのには、感涙とともに感謝を申し上げるしかありません。
福岡に縁もゆかりもなかった王監督が福岡に来られて14年。
本書によれば、自他共に認める「食いしん坊」の王監督は福岡の「うまいもの」を大いに堪能いただいている由。とても、嬉しく思います。
王監督、どうかお身体を大切にされて、これからも福岡の「うまいもの」を楽しんでください。
本当に、ありがとうございました!
※本書は、同じ筆者による「
野球魂―素顔の王監督」を底本にしている。すでにそちらをご購読済みの方は注意されたい。