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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
(イエスは)すべての民衆を愛し、すべての民衆のために生きていたわけではない。,
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レビュー対象商品: 人間イエス (講談社現代新書) (新書)
本書の最大の特徴は、イエスの教えは普遍的な「真理」や「平等」ではなく、「弱者」や「罪人」の側に立つ者としての発言なのだ、という筆者の視点です。筆者によれば、「貧しい人々は幸いだ」(ルカ6・20)とか「徴税人や娼婦のほうが先に神の国にはいる」(マタイ21・31)というのはそのままの意味であって、なんら<精神的>な比喩として語られているのではありません。でも、これでは逆差別になりかねません。金持ちも貧乏人も「平等に」天国に行ける、というのならまだしも、金持ちは単に金持ちだというだけで天国に行けない、というのですから。--にもかかわらず、逆差別が正しい場合もある、と筆者は主張します。私見を交えて補足しますと、男女平等が実現されていない社会では、女性に有利な逆差別!は許されるし、あるいは、黒人が白人と同じ権利を得ていないなら、黒人を白人よりも逆差別して優遇するべきです。これが本当の「平等」であり「正義」なのだ、それがイエスの考えなのだ、というのです。イエスの教えは大変ラディカルです。「平和でなくて剣」(マタイ10・34)というのも、ここでは文字通りに理解されるべきでしょう。「持っている人は更に与えられ、持っていない人は持っているものまで取り上げられる」(マルコ4・25)とイエスは言っていますが、これなどはほとんどマルクスを先取りする発言にも見えます。そして、なるほどイエスがこれほど過激ならハリツケにされたのも理解できるかな、という気がしてきます。 筆者は近年、イエスを<宗教>や<教会>や<信仰>の枠から自由にするべきだと語っておられます。個人的には、本書と田川建三著「イエスという男」を読まなければ、私がこれほどイエスに深入りすることはなかったと思います。
5つ星のうち 3.0
なんで張り切るのか,
By sexfish (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人間イエス (講談社現代新書) (新書)
判官びいきの小話は洋の東西を問わず、庶民の慰めです。思想ではありませんし、政治的信条でもありません。Q文書が手に入れば理解しやすいでしょう。福音書は歴史的には無名で第三者の記録がほぼ皆無な、真理たる神の子イエスの処刑と復活という事件に、ユダヤ民族とその周辺文化が数千年かけて積み上げた奇蹟と説教の諸文学を各教団の様式でまとめた信仰の書物です。ところが日本人は時折憑かれたように「おらがイエス」作成に頑張りますね。そして良かれ悪しかれ、信徒であり芥川賞作家でもあった男性作家以来常に「日本人イエスの不思議な冒険」に終わります。これもまごうことなきそれです。
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
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By カスタマー
レビュー対象商品: 人間イエス (講談社現代新書) (新書)
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