「人間とはなにか」について理解するための最高の科学書だ。
----スティーブン・ピンカー
しびれるような洞察にあふれ、魅了される。
----V.S. ラマチャンドラン
◎著者:マイケル・S・ガザニガ
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の心理学教授、認知神経科学学会会長、アメリカ芸術科学アカデミー会員、ナショナル・アカデミーズ医学研究所メンバー、大統領生命倫理評議会メンバー。
著書に『脳のなかの倫理----脳倫理学序説』(紀伊國屋書店)、『社会的脳』(青土社)ほか。
::目次::
はじめに:人間はなぜ特別なのか?
■ Part 1 人間らしさを探究する
●1章 人 間 の 脳 は ユ ニ ー ク か ?
科学で知られている最も複雑な存在・・脳の大きさを決める調節遺伝子
・・特化した脳の構造・・ほか
●2章 デ ー ト の 相 手 に チ ン パ ン ジ ー ?
チンパンジーとデートできる?・・よく似たDNAでも大きな違い
・・人間ならではの肉体の変化とは?・・異なる種で思考はどのように異なるか?
・・コミュニケーション・言語・ミラーニューロン・・ほか
■Part 2 ともに生き抜くために
●3章 脳 と 社会 と 嘘
二度と行かないレストランでなぜチップを置くのか? ・・社会脳仮説
・・社会集団の大きさと脳の大きさ・・一五○人という集団サイズ
・・だましの駆け引き・・社会的遊びと脳のサイズの関係は?・・ほか
●4章 内 な る 道 徳 の 羅 針 盤(モラルコンパス)
人はなぜ基本的に善良なのか?・・生得の倫理プログラム
・・ネガティブな情動に影響されるわけ・・道徳的判断の神経生物学
・・狩猟採集に対応した「脳のモジュール」・・五つの道徳モジュール
・・知能と抑制の関係・・道徳と宗教・・動物に道徳観念はあるか?・・ほか
●5章 他 人 の 情 動 を 感 じ る
理論説とシミュレーション説・・不随意の身体的な模倣----物真似マシン
・・情動の伝染・・自分の身体に敏感なら、他者への共感も強まる?
・・動物は共感するか?・・我思う、ゆえに我再評価しうる
・・想像力と予測・・「私」と「あなた」を区別する仕組み・・ほか
■Part 3 人間であることの栄光
●6章 芸 術 の 本 能
芸術は人間ならではのものか?・・禁断のトピック
・・美の生物学的な根拠:美の好みを、ほかの動物と共有しているか?
・・チンパンジーは芸術家?・・美は刺激ではなく、処理のプロセスに宿る
・・音楽はどうなのか?・・ほか
●7章 誰 も が 二 元 論 者 の よ う に 振 る 舞 う
心と体は別という信念・・直観的生物学・直観的物理学・直観的心理学
・・脳の中の大きな隔たり・・動物は二元論者か?
・・クロマニョン人と象の場合・・意見や好みを作る「内省的な信念」・・ほか
●8章 意 識 は ど の よ う に 生 ま れ る か ?
意識は物理的に説明できる?・・意識の神経解剖学
・・非意識から意識への選択的プロセス・・二つの脳半球から一つの意識が生まれるわけ
・・「自己」は位相変化によって生まれる・・動物は自分が何を知っているかを考えるか?・・ほか
■Part 4 現在の制約を超えて
●9章 肉 体 な ど 必 要 か ?
ファイボーグ・・体と脳の電気的性質・・BCI技術の発達ーーゲームへの応用まで
・・スマート・ロボットは、ジョニー・デップになれるか?・・思考する「心」を創る
・・意識ある機械はできるか?・・脳は問題への答えを計算しない・・遺伝子を操作する・・ほか
あとがき:決定的な違い
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