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人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。 (文庫ぎんが堂)
 
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人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。 (文庫ぎんが堂) [文庫]

岡本 太郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「私は誤解のカタマリみたいな人間こそ、すばらしいと思う」自らの純粋さを貫き通し、誤解され世の中に敗れ去るえなかった母、岡本かの子。彼女と運命を共に生きた父、岡本一平。苦悩、孤独、絶望、そして一瞬に煌いた二人の生と死の物語。その他、狂おしい青春と恋愛の日々、過激な男と女論、食べることへの想い、など、岡本太郎の幻の名エッセイ集が初めて文庫版で登場。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岡本 太郎
1911年、東京生まれ。岡本一平・かの子の長男。東京美術学校に入学するもすぐ中退、30~40年までパリに住む。数々の芸術運動に参加する一方、パリ大学で哲学・社会学・民俗学を専攻、ジョルジュ・バタイユらと親交を深める。戦後、創作活動を再開、現代美術の旗手として次々と話題作を発表した。70年の大阪万博テーマ館「太陽の塔」は国際的な話題となった。1996年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 298ページ
  • 出版社: イースト・プレス (2009/5/1)
  • ISBN-10: 4781670024
  • ISBN-13: 978-4781670027
  • 発売日: 2009/5/1
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 87,900位 (本のベストセラーを見る)
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By BTB
形式:単行本
店頭にて清冽な空色の装丁に惹かれて購入。内容は、昭和50年(1975年)刊の「にらめっこ」というエッセー集を再構成の上復刻したものである。多くのエピソードが、現在文庫で再刊されている「芸術と青春」と重複している。「芸術と青春」の河出書房版刊行が1956年であることから、おそらく「にらめっこ」刊行当時は既に「芸術と青春」が絶版・入手困難であったものと思われる。

そんなわけで、文献的には多少の収録作の違い(相互に未収録の原稿があるのでややこしいが)はあるものの、本書の中でも特に濃厚な部分、父母への想いや青春時代のエピソードについては「芸術と青春」で読める内容である。ただしそれ以降の、酒、煙草、食べ物や動物との対決その他諸々の、とりとめもないエピソードが軽やかに語られる部分は私にとって初見のもので、楽しめた。気負い無く自分を語るさまは、カバー写真の柔和な表情そのものである。出来過ぎなくらいのブックデザインだ。

絵画に喩えると、「芸術と青春」が小ぶりの下絵で、本書はそれを一回り大きな画面に移したものと考える事ができる。画面を貫く大テーマ(父母、青春)はそのままに、隅に書き込まれた楽しげな小モチーフにも豊かな表情が添えられている。言うまでもなくそれは我々読者にとって予想外の岡本太郎の表情で、著者のつけた旧題「にらめっこ」も、その点に言及したものであるようだ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ロビン トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 爆発する芸術家・岡本太郎さんのエッセイを集めて編まれた本(編者は太郎さんではありません)です。解説は『ナイフ』等で知られる作家の重松清さん。なお、他のレヴュアーさんも書かれていますが、本書の内容は半分弱ほどが『芸術と青春』や『自分の中に毒を持て』『美しく怒れ』等と重複していますので、購入を検討されている方はご注意くださいね。
 

 本書は太郎さんという個性的な芸術家の痛快で<一瞬懸命>な人生の場面場面を切り取って本にしたもの、という表現ができるでしょうか。
 前半が漫画家の父・一平さんと歌人で作家の母・かの子さんとの間の岡本家独特の家族模様、後半がパリ時代のナマなジュヴナイル小伝。並外れて純粋な余りに世間から誤解され、心無い悪口や中傷にいちいち傷ついては童女の如く泣いていた母・かの子さんの文章も載っていますが、激しい情熱が詩情となって波打っている見事な文だと思います。
 また、かの子さんの生前は彼女を批判していた人間達が、死後は手のひらを返したようにその文才に賛辞を贈り始めるのを見て、太郎さんは幼いながら社会の汚さに怒りと不信感を感じたとありました。私の師匠は池田大作先生ですが、トインビーやマルロー、ゴルバチョフ等の一流の識者と交友があり世界では非常に高く評価されておられるのに、日本では正当な評価を受けずそれどころか低級な文化人や週刊誌に事実無根また認識不足の誹謗記事を何度も書かれるので、悔しさが分かるように思いました。
 パリでの青春編では、幾人ものパリジェンヌとの淡くも色っぽい恋愛談が赤裸々に披瀝されます。それ以外には食べ物や煙草、お酒、また飼っていた(?)カラスや猫とのエピソード、大好きなスキーでの豪放磊落な骨折談、健康の話、日常のこまごまとした事を題材にした日常の様子が独特の視点で語られています。
 特に後半部分のエッセイは1テーマ3ページ程の短いものが多く、太郎さんの他の著作と比べると余り文が練り上げられていない印象でした。時間のない中で書かれたのかもしれません。
 
 全体に割合軽い読み物風に仕立てられていて、太郎さんの著作の中ではどちらかと言うと読み応えの薄い方に分類されるかと思います。最初に読む太郎本としてはまず不向きでしょう。「太郎関連本は一通り目を通したい!!」という熱い太郎ファンでない方には、個人的には『今日の芸術』や『自分の中に毒を持て』、また『美しく怒れ』の方を読まれることをお勧めします。

 
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasuke
形式:文庫
 母・かの子の膝の上で父・一平の帰りを待つ太郎,母の相談相手になる幼い太郎,家族3人で洋行,パリで恋する太郎,リュシェンヌの泣き顔見たさにわざと泣かせる太郎,ノエミに「ああ,あなたはすれた大人になってしまったのね」と言われ,そんなこと当たり前だ,というしらけた気持で聞き流す太郎,パリにいて,愛する母の死に目に会えなかった太郎,32歳で初年兵になる太郎,戦後まもなく父を亡くし,死に顔をスケッチする太郎,女性に「(興ざめにならぬよう)男女の一番の危機の瞬間をのりこえるだけの注意と,なまめかしいデリカシーを失わないでほしい」と願うフェミニストの太郎,40代後半でスキーに果敢に挑戦する太郎…,さまざな太郎がいる。
 生誕100周年の2011年,Be TARO.(太郎になれ)が合言葉になる日が今,来ている。

2011.10.13記す(読書メーターに加筆)
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