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115 人中、103人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
期待しないと覚悟する生き方,
By 胡蝶 (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人間の覚悟 (新潮新書) (新書)
これまで私は期待しないで生きてきた。社会に期待しないし、友人にも恋人にも期待しない。 会社にも期待しないし、結婚した今では、妻にも子ども にも期待しない。 例えば、妻だから家事をするのは当たり前と期待しない。 子どもは親孝行するもんだとは期待しない。社会や国が 自分を守ってくれるなん期待しない。 虚無的で後ろ向きな考え方だと思われるかもしれないが、 決してそうではない。 期待していないからこそ何事も自分でしっかりやろうと 思う。はなから期待していないので、期待した結果が得 られず腹がたつということもない。期待していなから批 判的になることもない。もし、何かいい結果が得られた のならば、期待していなかったから、その分喜びも大き い。 10年以上そうやって生きてきたが、この考え方には随 分助けられたと思っている。 こういった考え方をするようになったのは、五木寛之さ んのこれまでの著書の影響が大きい。 本書は、これまでの著書以上に、「期待しない生き方」 に焦点を絞っていると思う。 期待しないと覚悟して生きていくのだ。 《本書のポイント》 ○諦める(明らかに究める)覚悟をもつ。 ○自分が信じると選択したことに裏切られても後悔しな いと覚悟する。 ○善意は伝わらないと覚悟する。 ○人生は不合理だと覚悟する。 ○一件落着主義はウソであると覚悟す。 ○国や法律は守ってくれないと覚悟する。 ○健康な体は決してないと覚悟する。 ○最低限から考えてみる。 ○体の声に従うことが大切。 ○「中道」の考え方が大事。一方に偏らないという意味 ではなく、両方大事という考え方。 ○人は生きただけで偉大なのだ。 ○いいことをしてもひけらかさない。(中国の「隠徳」 という考え方)本田宗一郎氏の苦学生への奨学金の例 ○資本主義は終焉の時期が来ている。 ○統計などの数字よりも自分の実感を信じる。 ○「格差」は、あることが問題ではなく定着すること が問題。 ○躁から鬱の時代(下降していく時代)に入った。 ○下降する社会と上昇しようとする摩擦が若者が感じる 閉塞感につながっている。 ○日本人は文明は西洋から取り入れたが魂までは取り入 れていない。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
宗教的だが。,
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レビュー対象商品: 人間の覚悟 (新潮新書) (新書)
作者の五木寛之が浄土真宗の門徒なのかどうかは知らない。しかし、この本は親鸞の教えそのままのように門外漢の私には思える。ただ、当代一流の作家だ。少しも抹香臭くなく、今の日本の状況を分かりやすい形で説明し、分かりやすく一種の処世術を説く。 少子高齢化でデフレが続く日本。経済の先行きは不透明だ。 尖閣諸島問題などきな臭いにおいもする。いつか来た道に逆戻りしないのか不安がつきまとう。 こんな中にあって、肩の力を抜き、それで良いんだと言ってくれている。 宗教的な意味ではなく救われる気がする。
43 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
私もまた悪人,
By 凡夫 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 人間の覚悟 (新潮新書) (新書)
精神的な苦しみを抱えて一年間ぐらいまともに本を読んでいませんでしたが、ようやくどん底を脱しつつある中で、自分の気持ちをうまく整理してくれる本でした。 現実をありのまま受け入れること、そこから出発してまた自分なりに生きていこうと、 この本は思わせてくれました。 そしてもう一つ、人は皆悪人であること、我こそは正義や良識の持ち主であると考えている 自分もまた傲慢な一人の悪人にすぎないこと、を気付かせてくれました。 読み物としては、好き嫌いでしょうが、中盤が少々中だるみな感じがしましたので、 星を一つ減らしましたが、書かれている内容は私にとって間違いなく星5つです。
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