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最も参考になったカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0
刺激的なんだけど、相変わらず読むのに疲れる,
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レビュー対象商品: 人間の消失・小説の変貌 (キイ・ライブラリー) (KEY LIBRARY) (単行本)
雑誌「ミステリーズ!」に連載されてた笠井潔氏の小説時評をまとめたもの。雑誌の性格もあって取り上げられている作品は、ミステリを中心としたエンターテインメント小説。相変わらず、読むのが疲れる。連載されていた時期は2002年から2007年と、比較的最近なので、時評の対象となった作品も馴染みが深く、また、私自身も読んだことのある作品がいくつかあったので、読みやすいかなって思ったけど、やっぱり笠井潔は笠井潔。まだ彼の書いた小説はいいんだけど、評論は、高校時代に背伸びをして読んだ「テロルの現象学」から、私の能力では歯がたたない。 今回も対象がミステリ小説とはいえ、彼らしい難渋な文章で(彼にとってはやわらかい文章かもしれないけど)、読むのに苦労した。 もちろん、彼の評論を読む度に感じるのは、他の評論家とは違った視点。今回も村上春樹の「1Q84」、東野圭吾の「容疑者Xの献身」といったベストセラーを、思っても見なかった(いや笠井潔ならこう書くだろうって想像はできたが)形で論じる。 面白かったのは、瀬名秀明の「デカルトの密室」のところ。その本を読んで感じていた面白さがようやく理解できた気がする。
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